ZIGGYが、40周年企画第1弾として、2017年“ZIGGY reunion”以降の音源からメンバー自らセレクトした最新ベスト盤『THE LATEST BEST』を4月10日(水)リリースし、〈40th ANNIVERSARY TOUR 2024「DON'T LOOK BACK, JUST GO AHEAD!」〉をスタートさせます。
発売に先駆け、ジャケット写真が公開されています。
[WeROCK編集部 藤中健司 作品紹介文] ZIGGY結成40周年となる今年、さまざまな企画が進行しているが、その第1弾となるのがこのベスト・アルバム『THE LATEST BEST』だ。既報のとおり、2017年の再始動後に発表された63曲の中から現メンバーが選んだ14曲と未発表の「きっとできるから」のアコースティック・ヴァージョン、合計15曲が収録されている。
ファンはご存知だろうが、ZIGGYの楽曲はじつに多彩だ。ハードでアグレッシヴ、あるいはメロウだったりブルージーだったり……しかし、その核にあるのは“森重節”と称されるメロディとヴォーカル・スタイルであり、それらはライヴでさらに輝きを放ってきた。もちろん、『THE LATEST BEST』に収められた楽曲群も同じである。このベスト盤に向けてより生々しい音像にリマスリングされたことで、まるでZIGGYのライヴを疑似体験できる仕上がりとなっている。
また、このベスト盤は“今のZIGGYの正式メンバーって森重だけなんでしょ?”という否定的な方や、“ZIGGYって、まだ続いてたの?”という昔ファンだった方にこそ手にして欲しいベスト盤でもある。
2007年の再始動から4枚のアルバムなどを発表し、ライヴを重ねてきたZIGGY。このベスト盤からはそうした精力的な活動から生まれた現在のZIGGYの一体感や躍動感が伝わってくるはずだ。ライヴでCHARGEEEEEE…(ds)が“We are ZIGGY!”と叫ぶが、その叫びこそ、現在のZIGGYがけして森重のプロジェクトではなくバンドであるという証であり、サウンドからもロック・バンド=ZIGGYの姿が浮かび上がってくる。さらに、付け加えるならば、冒頭で記した“現メンバーによる選曲”だが、実は森重以外のカトウタロウ(g)、Toshi(b)、CHARGEEEEEE…(ds)、佐藤達哉(kb)の4人によるもの。ここからも、メンバーに対する森重の信頼がうかがえるだろう。
そして、ロック・シンガーや作詞、作曲家としての森重樹一の凄みも凝縮されたベスト盤でもある。常に自身やZIGGYにとっての正解に向き合い、数々の名曲を生み出してきた森重樹一。そのスタンスは、2017年の再始動以降も不変であることが、この15曲から感じられるはずだ。
このベスト盤を携え、ZIGGYは春のツアーをスタートさせる。現在のZIGGYがバンドとしていかに充実しているのか……ステージでリアルな5人のロックを体感してほしい。
■2024年4月10日(水)発売
ZIGGY
『THE LATEST BEST』
CD WAGE-12008 3,300円(税込)
[収録曲]
M1. I STAY FREE FOREVER
M2. ROCK'N'ROLL QUEEN
M3. うたた寝の途中
M4. TEENAGE LUST
M5. Let the good time roll
M6. 虹を見た
M7. 数え切れないTenderness
M8. 証
M9. SWING, DRIVE, ROCK'N'ROLL
M10. ヒカリノアメ (future disco ver.)
M11. 月明かりの下で
M12. 青い雨
M13. 時の流れる音を聞けば
M14. WONDERFUL FEELING
M15. きっとできるから(acoustic ver.)※未発表曲