『カイジ』の
福本伸行と、『沈黙の艦隊』の
かわぐちかいじという日本漫画界が誇る黄金タッグによる原作コミック『告白 コンフェッション』が、
生田斗真、
ヤン・イクチュンの日韓実力派俳優ダブル主演で実写映画化され、5月31日(金)に全国公開。この度、予告編が公開されています。
原作『告白 コンフェッション』は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載され、名匠2人の共作が大きな話題を呼んだ人気コミック。死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男。密室で進んでいく、2人のこの上なく気まずい一夜を、圧倒的なスリルとスピード感で描き切った作品は、今なお、多くの読者の心を惹きつけ続けています。
告白を“聞いてしまった男”、浅井啓介を演じるのは、大ヒットを記録したアクション・エンタテインメント大作『
土竜の唄』シリーズや、珠玉のヒューマン・ドラマ『
渇水』など、幅広いジャンルの作品で多彩な演技で観客を魅了し続ける俳優、生田斗真。自らの罪をうっかり“言ってしまった男”、リュウ・ジヨンを演じるのは、自身が監督・脚本・主演を務めた『
息もできない』が国際映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝き、日本でダブル主演を務めた『
あゝ、荒野 前編 / 後編』では日本国内で高い評価を集め、数々の映画賞を受賞したヤン・イクチュン。監督を務めるのは、本年1月に公開されて大ヒット中の『カラオケ行こ!』など、発表する作品が常に高い評価を集めている
山下敦弘。
今回公開となる予告編は、「置いていけ」「オレたちは助かる!」と猛吹雪の雪山で遭難した浅井(生田斗真)と、足に深い傷を負ったジヨン(ヤン・イクチュン)が、逼迫した状況に追い込まれるシーンから始まります。先の見えない状況に死を覚悟したジヨンは突如、「最期に聞いてくれ―」と衝撃の告白を始めます。その告白の内容は、16年前の大学の卒業登山中に行方不明となって事故死とされていた同級生の西田さゆりは、実は自分が殺害したのだといいます。長年、罪の意識にさいなまれてきたジヨンは、ようやく苦しみから解放され、安らかな死を迎えるはずでした。
ですが、その直後、眼前に山小屋が出現。2人は助かってしまったのです。ジヨンの“告白”を「聞かなかったことにする」と宣言する浅井でしたが、無くしたはずの携帯でこっそりどこかに連絡をとり、いつの間にか消えた包丁で深手を負った自分の足を刺しながら「感覚がない」と嘆くジヨンの常軌を逸した行動を見て、次第に不安になっていきます。「アイツは“告白”したことを後悔している。オレを殺すかもしれない」。深い疑念を抱き始めた浅井に、包丁を持ったジヨンが迫ります。「お前も重い罪を告白しろ!」。山小屋に閉じ込められた、〈告白〉を“聞いてしまった男”と“言ってしまった男”の極限のワンナイトサバイバルの火蓋が切って落とされます。
雪山の静寂な世界を一変させ、2人の男の生死を賭けた極限のバトルを盛り上げるのは、国内外のロックファンから絶大な支持を集めるバンド、
マキシマム ザ ホルモンが書き下ろした、緊迫感溢れるラウドロックのタイトルは現時点ではまだ謎の主題歌。今回の楽曲について、マキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君は「今回書き下ろしたこの曲には、現時点ではまだ秘密にしている重要事項があるんです。そのうちとある人物がどこかで“告白”してくれるので、お楽しみに…」とコメントしています。
そして、浅井とジヨンの山岳部時代の同級生で、大学時代の登山中に事故死したとされている本作のヒロイン・西田さゆりを演じるのは、ドラマ『
あなたの番です』の怪演で強烈なインパクトを残し、現在放送中の『春になったら』で主演を務め、『
事故物件 恐い間取り』でヒロインを務め、『陰陽師0』、『先生の白い嘘』など、数多くのドラマや映画で活躍し、今、最も注目を集めている実力派女優の
奈緒。「ご一緒できることを心待ちにしていた生田斗真さん、憧れのヤン・イクチュンさんとお芝居をできたこと、気の置けない山下敦弘監督とまたご一緒できたこと、寒い時期の撮影でしたが、撮影はとても胸が熱くなった記憶です」と撮影を振り返っています。
[コメント]原作の漫画が大好きだったのはもちろん、ホルモンに主題歌をやってほしいという監督と意気投合した大好きな仲間の生田斗真から直々にオファーが来たので、滅多に新曲を発表しない私も、そんなの作るしかないでしょう!
そして、今回書き下ろしたこの曲には、現時点ではまだ秘密にしている重要事項があるんです。
そのうちとある人物がどこかで“告白”してくれるので、お楽しみに…。――マキシマムザ亮君ある“告白”から始まる手に汗握る展開がどこに辿り着くのか、雪山で起こる2人の駆け引きにハラハラしながら、怖いけど観たい…!と、とても心惹かれる原作と脚本でした。とある告白のキーともなる“さゆり”として、ご一緒できることを心待ちにしていた生田斗真さん、憧れのヤン・イクチュンさんとお芝居をできたこと、気の置けない山下敦弘監督とまたご一緒できたこと、寒い時期の撮影でしたが、撮影はとても胸が熱くなった記憶です。――奈緒©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会