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PIPER、貴重なバンド・ライヴ音源を厳選した初のライヴ・アルバム『ライヴ・ブリーズ』をリリース

PIPER(SKUNK / 山本圭右 / 1979)   2024/04/03 17:00掲載
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 PIPERが、貴重なバンド・ライヴ音源を厳選した初のライヴ・アルバム『ライヴ・ブリーズ』を4月17日(水)にリリースします。

[解説: 本アルバム監修者 近藤正義(音楽ライター / Free Ride Edition)]
 昨年(2023年)リリースしたPIPERのベスト盤にボーナス・トラックとして収録した「Sunshine Kiz」の84年ライヴ・バージョンがちょっとした話題になり、「他の曲もあるのなら聴きたい!」という要望がたくさん寄せられてきました。

 実は、ベスト・アルバムに当時の未発表ライヴ・バージョンを収録したのは、ユーザーの反応を知りたかったことと、その反応によっては1枚のライヴ・アルバムがリリースできるかもしれないという期待があったからなのです。

 幸いにも当時のライヴ音源はカセットテープでいくつか残っていましたので、7カ所の音源からベストなトラックをセレクトし、音質を補正する作業を経てお届けできることになリました。

 オリジナル・アルバムではそれぞれの曲がアルバム中の曲としての印象が強く、曲順も必然性を感じるほどに馴染んでいます。そこを変えることなく、曲はアルバムごとにまとめ、しかもアルバム中の曲順をほぼそのままにしました。この点は、ベスト・アルバムの曲順を決めた時と主旨は同じです。

 まず2ndアルバム『Summer Breeze』の曲で始まり、3rdアルバム『Gentle Breeze』の曲へと続けたのは、アルバムのキャッチとして勢いをキープするためです。1stアルバム『I’m not in Love』の曲も良い曲ですが、知名度としてはレアなのでアルバムの冒頭に配置するのは避けました。

 また、未発表曲「Moonlight Drive」の置き所は1stアルバムの後が適所と思います。《収録曲》そして、アルバムの後半は、4thアルバム『Sunshine Kiz』から5thアルバム『Lovers Logic』へと流れます。軽快なカッティングとスタジオ・テイクとは違うギターソロが聴けるキラーチューンの「Starlight Ballet」、ラストは後半がツイン・ギターのバトルにアレンジされた「Trade Wind」で締めることにより、あたかもライヴ会場にいるような終わり方を演出できたと思います。

 山本圭右と山本耕右の兄弟による息の合ったツイン・ギター、嶋村隆の煌びやかでクールなキーボード、井藤弥のツボを押さえたベース(M4のみ)、パーカッションの小板橋博司と村田和人による爽やかなコーラス、そしてボトムを支えるサポート・メンバーによるドラムとベース。涼しげなスタジオ盤とは一味違う、ライヴ・バンドとしてのワイルドなPIPERサウンドを楽しんでいただけるはずです。


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