ザ・フォーク・クルセダーズや
サディスティック・ミカ・バンド等のバンド活動、そしてソロアーティスト、作曲家、プロデューサーとしての活躍を通じてロック・ポップス黎明期から時代を先取りしてきた不世出の音楽家・
加藤和彦(2009年逝去)。
彼の音楽人生の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』が5月31日(金)より公開されるのを記念し、加藤の音楽活動の原点となったグループ、ザ・フォーク・クルセダーズの解散公演CD『
フェアウェル・コンサート』が5月29日(水)に再発売されます。
これはフォークルの解散ツアー最終日である1968年10月17日、大阪フェスティバルホールにおける公演をアート音楽出版(URCレコード)の手により収録した音源。長らく未使用のまま放置されていましたが、2002年のフォークル再結成の際に未整理テープの中から発掘され、メンバーの加藤ときたやまおさむ(
北山修)の選曲・監修により2003年に初めてリリースされました。今作にはフォーク史研究家のこまつ・よしはるによる詳細なライナーノーツや活動年表も掲載され、資料的価値も高いアルバムとなっています。