あるた梨沙による同名漫画を原作とした映画『明日を綴る写真館』(原作: あるた梨沙、監督: 秋山純、脚本: 中井由梨子)が、6月7日(金)より全国公開されます。60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える
平泉成が満を持して初主演を飾る本作。相手役には、5月15日(水)にCDデビューを控えエンタメ界の注目を集める“
Aぇ! group”に所属し、俳優としての活躍に期待が集まる
佐野晶哉を抜擢。さらに
佐藤浩市・
吉瀬美智子・
高橋克典・
田中健・
美保純・
赤井英和・
黒木瞳・
市毛良枝ら錚々たる豪華俳優陣が集結しました。この度、気鋭のカメラマンを演じた佐野晶哉の場面写真が公開されています。
本作で佐野が演じたのは、プロカメラマンもエントリーする屈指のフォトコンテストで3年連続グランプリを受賞し、ファッション誌からのオファーも止まない気鋭のカメラマン・太一。世の中からの賞賛に反して、「本当に満足いくものを撮りたい」と太一はどこか冷めており、自身の写真にも納得していない様子。そんな中、自身が表彰されたフォトコンテストで“音が鳴る”写真に出会います。それは、地方都市で写真館を営む鮫島(平泉成)が撮影した、女性が微笑んでいる写真。その“音が鳴る”一枚に惹き寄せられた太一は、これまでの華々しいキャリアを投げ捨てて鮫島のもとを訪れ、弟子入りを志願するも、すぐに断られてしまいます。あきらめられない太一は、写真館での手伝いを始めますが……。
『
20歳のソウル』で佐野を抜擢した
秋山純監督が「ぴったりの役!」と本作に熱烈オファーし、脚本の
中井由梨子も「もし佐野晶哉がこの世界線を生きていたらという過去だけ背負っておいてくれたら、何もしなくていい」とまで言い切ります。佐野自身も「影のあるところが自分に似ていると感じた」と太一のキャラクターについて分析したうえで、「僕はただ、カメラに対しての知識を深めていきました」と語ります。
また、本作のオファーがある2ヵ月前から、プライベートでカメラを始めていたという佐野。写真の楽しみを感じ始めていたこのタイミングで届いたカメラマン役に、「運命を感じた」といいます。自身の祖母を撮影する機会もあったそうで、「この作品を通してその人の今を残すことの大切さを痛いほど胸に染みているので、おばあちゃんの素敵な笑顔を趣味になった大好きなカメラで撮れて良かったです。カメラって良いなあ、映画って良いなあ、この作品最高だなあ、と感じています」と語ります。
初めは太一に弟子入りを志願されても受け入れなかった鮫島でしたが、太一の熱意や、写真館に訪れる客との出会いによって、いつしかふたりは強い師弟関係で繋がっていきます。公開された場面写真はいずれもファインダーを通じて人々の瞬間を切り取る太一の姿。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島の言動に新たな気づきを得た太一は、シャッターを切ることで自分自身の奥底にある人生の“想い残し”に向き合っていきます。やがて、変わりゆく太一は自分だけでなく師匠の鮫島とその家族にも目を背けてきた人生の“想い残し”を抱えていると気付きます。鮫島のため、悔いのない未来のために太一が踏み出した一歩。ラストに待ち受ける思いもよらない奇跡とは、一体……?
また、本作のムビチケ前売券(カード券・オンライン券)の発売が4月26日(金)よりスタート。カード券の券面デザインは平泉演じる鮫島と佐野演じる太一を上下に配置したデザインとなっています。
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