心の内側にある感情を繊細に言葉を選びながらリリックに落とし込み優しく歌い上げる、東京を拠点に活動するラッパーのTOY。先日
十影・
FRANKENとともに「連絡帳」をリリースしたことでも知られる彼の、新曲「First penguin」が5月8日(水)に配信リリースされています。
今作は、音楽メディア「スラムフッドスター」が主催した企画“TOKYO DRILL 2”で話題となった気鋭のラッパー・くずにぼしとコラボして生まれた楽曲。First penguinには「開拓者」という意味があり、前作「連絡帳」とは打って変わって、一人で道を切り開く覚悟やアーティストとしての孤独が歌われています。くずにぼしは音楽メディア・スラムフッドスターが主催する企画“TOKYO DRILL 2”にて注目を集めた気鋭の若手ラッパー。それぞれのフィールドでインディペンデントに動く2人のラッパーの科学反応をぜひ感じてもらいたいところです。激しさの中にある研ぎ澄まされた緊張感を見事に表現したboozer beatsのビートにも注目です。
[コメント]様々な感情を曲にして表現していく中で、「アーティストとしての孤独」を歌った歌を作りたいという思いは以前からありました。もちろん、様々な人と関わりながら活動しているのですが、リリックを書き、マイクの前に立ち、ミックスやマスタリングをするときはいつも一人なんですよね。ただ、それを悪いことだとは思っていなくて、それはアーティストに絶対必要なことだし、インディペンデントに自分の意志で動いてきた自負もあるので、それも曲にしたいと思ってこの曲を作りました。くずにぼしくんやboozer beatsさんは、実力もあり、何より彼らもまたインディペンデントに活動するアーティストであることに魅力を感じて共作のオファーをしました。3人で良い世界観を作れたと思っています。――TOY去年同じイベントに出た時、TOY君のLIVEを見て俺は「わっ負けた!」って思いました。そんな彼からお話を頂いて、しかも俺の得意なビートだったので、「負けられない」っていう気持ち強めで書いたのがこの曲です。でも実際には、ごはん奢ってもらったりとお世話になりまくりで、boozer beatsさんのビートも合わさって凄くかっこいいのができたと思います。氷タイプの高威力技って感じの曲です。――くずにぼし