“アブストラクト・ポストパンク”を標榜するバンド、
Pot-pourriの2ndアルバム『
Diary』以来2年振りとなる新曲「Y」が、5月22日(水)よりApple Music・Spotifyはじめ各種ストリーミング・サービス / ダウンロード・ストアで配信開始となりました。
5月8日、リニューアルされたPot-pourriのbandcampページにて先行リリースされた「Y」は、ダビーなベースに乗って繰り返されるヴァースとコーラスが、約6分をかけて少しずつ盛り上がっていくミドル・テンポの楽曲。メロディや元となるリズムを作るにあたり、フロントマンのSawawo(vo,アコースティック・ギター)には、曲名から想起できるように
デニス・ボーヴェルのプロデュース作や
ピーター・ガブリエルの80年代以降の作品、また幼少期から聴いてきた
L'Arc〜en〜Cielの諸作品、
THE NOVEMBERS「再生の朝」や
柴田聡子「雑感」などのイメージがあったとのこと。
また同じくメンバーであり、2lcd名義でEP『holes + theme』を先月リリースしたRyo Nagai(プログラミング)は、
ジ・オーブや
グローバル・コミュニケーションといったアンビエント・テクノへ立ち返る意識を持って楽曲のアレンジメント・ミキシングを行なっています。
「Y」にはレコーディング・エンジニアおよびギタリストとして、以前よりバンドと交流があり、今年、ストーンズ・スロウ・スタジオのエンジニア、コリン・デイヴィスとの共同プロデュースによる新曲「あなたがここに来るまでに用は済みそう」をリリースしたLanesの田村悠二が参加。そして、マスタリングはPot-pourriと縁が深いイベント・スペース「soup」の運営に携わり、レーベル / イベント「0奏 (Edition Zeroso)」のコ・ファウンダーを務めるエレクトロニック・ミュージックのプロデューサー・Nobuki Nishiyamaが担当。今回の配信版「Y」は、bandcamp版とは別の配信用のマスタリングを施しています。
なお、シングルのアートワークはRyo Nagaiの手によるものです。