ホラージャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティション第3回『日本ホラー映画大賞』が開催決定。応募期間は、8月1日(木)10:00〜9月30日(月)23:59まで。対象作品は、実写版が3分〜90分程度の未発表・完全オリジナル新作、アニメーション映像作品は10秒〜30分程度の未発表・完全オリジナル新作となります。
株式会社KADOKAWAが主宰するこのフィルムコンペティションは、令和の新しいホラー映像作家の発掘・支援を目指したもの。“ホラー”ジャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティションとしては日本唯一の取り組みで、過去2回実施されています。
第1回大賞受賞作品『みなに幸あれ』は、主演に
古川琴音を迎えて長編化され、2024年1月には全国公開が実現。公開初日から満席が続出するなど注目を浴び、商業デビューを果たした下津優太監督は「Jホラーの歴史を塗り替えた」と国内外で大きなインパクトを残し称賛を集めました。海外映画祭にも多数招待され、第27回プチョン国際ファンタスティック映画祭・最優秀アジア映画賞ほか複数の賞を受賞しています。また、第2回で大賞を受賞した近藤亮太監督の商業デビュー作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』も完成し、公開へ向けて着々と準備中とのこと。
第3回「日本ホラー映画大賞」の大賞受賞者も、応募作品のリメイク版、または完全オリジナル新作映画の監督に起用されます。作品は2025年以降の劇場公開が目標とされています。また、アニメ部門賞も設置し、ホラー・アニメーションの先駆的才能の発掘・支援も実施。選考委員特別賞、運営委員会各賞受賞者にはそれぞれ賞金が用意され、大賞、各賞に選考された作品は劇場公開や配信展開が予定されています。
今回の選考委員は前回に引き続き、選考委員長を
清水崇監督が務めるほか、選考委員に女優の
堀未央奈、映像クリエイター / 監督 / 声優の
FROGMAN、
Base Ball Bearの
小出祐介、映画ジャーナリストの宇野維正、コメディアンの
ゆりやんレトリィバァという各界のホラーマスターが結集。ゆりやんレトリィバァは、先日行なわれた第77回カンヌ国際映画祭にて記者会見を開催し、映画監督デビューを果たすことを発表しており、日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した応募者とは新人監督同士、“同期”のライバルともなりますが、選考委員としての参加には「尊敬の念を胸に挑ませていただきます」と謙虚な様子。「トイレに行くのが怖くなってぼうこう炎になりませんように!」とユーモアを込めながら、新たな才能との出会いに期待のコメントを寄せています。
KADOKAWAには角川ホラー文庫と連動し、数々のホラー映画をヒットさせてきた歴史があり、中でも『
リング』(98 /
中田秀夫監督)は後のJホラー・ムーブメントの火付け役として、一大ブームを巻き起こしました。そして今、まだ誰も見たことのない未知の“恐怖”を創出し、日本にとどまらず世界市場で活躍するような才能が台頭することを願い、「日本ホラー映画大賞」開催に臨みます。
受賞部門や賞金など詳細は、公式サイトをご確認ください。
©Yuma Tomiyasu, photo by Ken Kato
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第3回『日本ホラー映画大賞』応募資格:プロ・アマチュアを問わず、年齢、性別、国籍などの制限なく、どなたでもご応募いただけます。
応募期間:2024年8月1日(木)10:00〜2024年9月30日(月)23:59
対象作品:3分〜90分程度の未発表・完全オリジナル新作
1. 実写映像作品:3分〜90分程度の未発表・完全オリジナル新作
2. アニメーション映像作品:10秒〜30分程度の未発表・完全オリジナル新作
公式サイト:
movies.kadokawa.co.jp