ニュース

藤田真央、2ndアルバムはショパン、スクリャービン、矢代秋雄が作曲した「24の前奏曲」

藤田真央   2024/07/05 13:28掲載
はてなブックマークに追加
藤田真央、2ndアルバムはショパン、スクリャービン、矢代秋雄が作曲した「24の前奏曲」
 ソニークラシカルから発表した、2022年の全世界デビュー・アルバム『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』が絶賛されたピアニスト、藤田真央が、2ndアルバム『72Preludes ショパン/スクリャービン/矢代秋雄:24の前奏曲』を9月4日(水)に発表します。ショパンスクリャービン矢代秋雄の3人が、それぞれ作曲した「24の前奏曲」を収録するCD2枚組です。

 3つの前奏曲集はどれも、ドからシまでの12音に対して長調と短調に1曲ずつ、計24曲となる前奏曲で構成されており、ショパンの24の前奏曲を軸にして、3作の前奏曲集が互いに理想的な対称性を保っています。アルバムはきわめてコンセプチュアルに練られており、3つの作品を一つのアルバムにまとめることで、多様性のある詩性、火山のようなエネルギー、大気の静けさといった、それぞれに異なりながらも一つに結びついた魅力的な音楽世界を作り出しています。

 ショパンの24の前奏曲集Op.28(1839年)は、「前奏曲」という言葉の概念を打ち破り、この形式を、しばしば即興的に作られる小さな導入曲から、それ自体が意味をもつ作品性のある曲の形式へと昇華させました。スクリャービンの24の前奏曲集Op.11(1888-96)は、多くの点でショパンの前奏曲集と呼応していますが、より拡張された、表現主義的な世界観を提示しています。そして、日本の作曲家、矢代秋雄による「24の前奏曲」(1945年)はメジャー・レーベルでの世界初録音です。ショパンの前奏曲のモデルをさらに発展させた矢代秋雄は、わずか15歳の時にこの作品を作曲し、音楽的イディオムに富んだ、独創的な世界を創り上げました。

 アルバムからは、ショパン:前奏曲第4番と矢代秋雄:前奏曲第8番が公開されています。

藤田真央 official site
maofujita.com
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015