ニュース

藤井道人監督映画『正体』11月公開決定&超特報公開 吉岡里帆・森本慎太郎・山田杏奈・山田孝之の出演決定

2024/07/11 12:38掲載
はてなブックマークに追加
藤井道人監督映画『正体』11月公開決定&超特報公開 吉岡里帆・森本慎太郎・山田杏奈・山田孝之の出演決定
 染井為人による傑作小説『正体』の映画化と11月29日(金)全国公開が決定。また、主演以外の4人のメインキャスト、吉岡里帆森本慎太郎(SixTONES)山田杏奈山田孝之の出演情報が公開され、超ティザー・ヴィジュアルと超特報映像が公開されています。

 『余命10年』が興行収入30億円を超える社会現象を巻き起こし、最新作『青春18×2 君へと続く道』が日本のみならず現在アジア各国で大ヒットを記録中の藤井道人監督が手掛ける、極上のサスペンスエンタテイメントが誕生。今回なんと異例ですが、主演の“正体”は不明のまま、ほかメインキャストが公開となりました。正体不明の主演を囲むメインキャストに吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、さらに山田孝之と、本作への出演を熱望した“主演級”の豪華キャストが集結。藤井組に俳優として出演するのは、全員今回が初となります。

 主人公・鏑木は変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡り488日間におよぶ逃走劇を繰り広げますが、その撮影は2023年の夏と2024年初頭の冬に全国各地で行われました。撮影を振り返り、吉岡は「藤井道人監督の丁寧な導きや、柔らかな感性と思考回路に背中を押されて私自身も踏ん張りながら目を逸らさず本と向き合うことが出来ました。スタッフの皆様もあの過酷な現場をプロフェッショナルな技術と精神力で走られていてとてもカッコ良い精鋭部隊だなと思いました」、森本は「初めての藤井組への参加でとても緊張していましたが、皆さんの作品に対する向き合い方や監督への信頼度など、何もかもがとても刺激的に感じられ、ずっと勉強していたいと思える現場でした」、山田杏奈は「日々目の前で起こることの一つ一つを新鮮に受け止めながらすごく楽しく演じさせていただきました」とコメントしています。

 監督はそれぞれ初タッグとなる彼らについて、「ずっと目標だった山田孝之さんとの作品作りは、僕の映画人生の中でも特別な時間でした。尋常ではない緊張感の中で役を生きる山田孝之という怪物の本質に出会えたことに感謝しています。そして、ずっと念願だった吉岡里帆さん、山田杏奈さんとの刺激的な撮影の日々。森本慎太郎さんという新しい才能との出会い。その魅力の全てをこの『正体』に込めることが出来ました」とコメントしています。

 日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公・鏑木。吉岡里帆が演じる沙耶香は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくものの彼の無実を信じます。森本慎太郎が演じる和也は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となりますが、犯人ではないかと疑います。山田杏奈が演じる舞は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱きます。山田孝之演じる刑事の又貫は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追います。4人が出会った鏑木は、それぞれまったく違う姿をしていた――4人の視点から描かれる、鏑木の本当の“正体”とは――。彼は、凶悪犯なのか、無実の青年なのか。

 映画化発表に合わせて、前代未聞、主人公の“正体”が不明の超ティザー・ヴィジュアルと超特報が公開。超ティザー・ヴィジュアル、超特報ともに、逃げる鏑木のバックショットを中心に、「信じる」吉岡里帆、「疑う」森本慎太郎、「恋する」山田杏奈、「追う」山田孝之の、鏑木と4人との関係性が表現されています。また、正体が明かされていない主人公・鏑木について吉岡は「今作で正体を暴かれる青年は優しくて純粋で脆くて悲しい。どこか放っておけないような存在」で、森本は演じる主演俳優について「現場での見た目は本当に誰なんだろうというくらい別人で、その街の雰囲気に溶けこんでいて、ここまで役が入るとなにもかも変わってしまうのかと、尊敬しました」、山田杏奈は「鏑木に出会ったひとりとして、役としても影響を受けました。そしてなによりご本人の直向きさとそのまなざしにすごく救われていました」とコメントしています。未公開となっている主人公・鏑木を演じるのは誰なのか――その謎は近日明かされます。

[コメント]
まずは拙作の映画化につき、多くの皆様からご尽力を賜りましたこと、心より感謝を申し上げます。
出合い頭で作家になった男の小さな妄想が、こうして大きなプロジェクトに変貌するのですから、わからないものです。
作中の言葉を借りれば「人生とは不可解なもの」なのでしょう。
さて、監督の藤井道人さんと主演の俳優さんとは、クランクイン前から連絡を取り合いました。
その際に御二方の『正体』に対するリスペクト、そして並々ならぬ覚悟を感じ、これは必ずやいい映画になるであろうと確信いたしました。
はたしてどんな『正体』がスクリーンに描かれるのか、期待に胸を膨らませ公開を待ちたいと思います。

――原作・染井為人

映画『デイアンドナイト』でプロデューサーだったときからずっと目標だった山田孝之さんとの作品作りは、僕の映画人生の中でも特別な時間でした。
尋常ではない緊張感の中で役を生きる山田孝之という怪物の本質に出会えたことに感謝しています。
そして、ずっと念願だった吉岡里帆さん、山田杏奈さんとの刺激的な撮影の日々。
森本慎太郎さんという新しい才能との出会い。
その魅力の全てをこの『正体』に込めることが出来ました。
主演俳優の解禁とともに、映画『正体』を楽しみにしていてください。

――監督・藤井道人

偶然出会い、好きになって、大事に想って、ずっと一緒にいられたらなと思えた人が連続殺人鬼かもしれないと知ってしまったら...人生で絶対に起こって欲しくない悪夢みたいな状況。自分だったらどう思って、その人の言葉をどのくらい信じる事が出来るんだろう...お話を頂いてから撮影が終わるまでずっとそのことを考えていました。
藤井道人監督の丁寧な導きや、柔らかな感性と思考回路に背中を押されて私自身も踏ん張りながら目を逸らさず本と向き合うことが出来ました。スタッフの皆様もあの過酷な現場をプロフェッショナルな技術と精神力で走られていてとてもカッコ良い精鋭部隊だなと思いました。私自身も皆様に早く作品を見て頂きたいです!

(未解禁の主演・主人公について)
今作で正体を暴かれる青年は優しくて純粋で脆くて悲しい。どこか放っておけないような存在です(もちろん私が演じた沙耶香目線から見れば)。そんな彼が命をかけて自分の人生と向き合う姿は、自分なんてと生きていく力の燈が揺らいでいる人にほんの少しの前向きさや明日もう一度頑張ってみる意思、そんな力を贈るのではないかと思いました。

――吉岡里帆

初めての藤井組への参加でとても緊張していましたが、皆さんの作品に対する向き合い方や監督への信頼度など、何もかもがとても刺激的に感じられ、ずっと勉強していたいと思える現場でした。そして、楽しく充実した時間を過ごせました。藤井監督にアドバイスしてもらいながら試行錯誤して撮影していき、表現の幅が広がった気がしますし、自分が知らなかった新しい自分を監督が見せてくれたと思っています。
藤井組に参加して得た経験が今後の役者人生にたくさん影響していくだろうなと思います。

(未解禁の主演・主人公について)
主演の“彼”との現場はとても楽しく、でもどこか掴めない存在でした。そこが劇中と重なり、芝居だけでなく現場での会話からとても引っ張っていただきました。現場での見た目は本当に誰なんだろうというくらい別人で、その街の雰囲気に溶けこんでいて、ここまで役が入るとなにもかも変わってしまうのかと、尊敬しました。座長としての立ち振る舞いや役者としての凄さを目の当たりにして、共演できたことがとても嬉しかったです。

――森本慎太郎

人間らしく、素直な感情の機微を描くなかで舞が鏑木と出会いどのように変わっていくか、また鏑木になにかしらの影響を与えられたのか。日々目の前で起こることの一つ一つを新鮮に受け止めながらすごく楽しく演じさせていただきました。
藤井組にはいつか参加したいという思いがずっとあったのでお話をいただいた時すごく嬉しかったです。藤井さんから舞は視聴する側にとても近い。鏑木の事件をテレビの中の話として変わらない日常を過ごしていた「普通の子」としての素直な思いであったり、それが一転他人事ではなく当事者になったときの戸惑いや様々な感情を表現してもらえたらという旨のことをお話しいただいてました。感情に寄り添って話を聞いてくださって芝居と役にじっくりと時間をかけて真摯に向き合わせていただけたとても贅沢な撮影期間でした。

(未解禁の主演・主人公について)
ご一緒するのは今回が初めてだったのですが、役と共に苦しみ葛藤する、喜ぶ姿にとても実直な方なのだなという印象を受けました。鏑木に出会ったひとりとして、役としても影響を受けました。そしてなによりご本人の直向きさとそのまなざしにすごく救われていました。

――山田杏奈

信じる事の大切さ。信じる事の危うさ。疑う事の大切さ。疑う事の恐ろしさ。信じる事とは、疑う事とはなんなのかを己に問いかけてほしい。常に。
――山田孝之


©2024 映画「正体」製作委員会

『正体』
2024年11月29日(金)より全国公開
movies.shochiku.co.jp/shotai-movie
配給: 松竹
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
[インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015