UKインディー・シーンの新たなカリスマ、ジョー・ラヴ率いるファット・ドッグ(Fat Dog)が、グラストンベリー・フェスティヴァルで披露した4つの強烈なステージに続き、9月6日(金)リリースのデビュー・アルバム『
WOOF. 』より新曲「Wither」を公開。あわせて公開されたミュージック・ビデオは、90年代のビデオゲームにインスパイアされたもので、CGIアーティストのライアン・ヴォーティエが手掛けています。
フロントマンのジョー・ラヴが2021年に結成したファット・ドッグは、ここ数年で最もエキサイティングなバンドのひとつで、ここ数年ロンドンでは見られなかった熱狂的でワイルドなライヴ・ステージの仕掛け人。今回放たれる規格外のデビュー・アルバムについて、ジョー・ラヴは「ファット・ドッグが作る音は、枕に顔を沈めて叫ぶような音楽だ」と説明し、「退屈してたから、何か馬鹿げたものを作りたかったんだ」と打ち明けています。彼らが作っているのは、エレクトロ・パンクに、ロックンロールの唸り声、テクノのサウンドスケープ、インダストリアル・ポップ、そしてレイヴの陶酔感がスリリングにブレンドされた、開放のための音楽。息をつく暇も与えないほど怒涛の勢いで展開していく『WOOF.』は、フロントマンのジョー・ラヴと、共に
アークティック・モンキーズ や
デペッシュ・モード 、ベス・ギボンズらを手がけるジェームス・フォードとジミー・ロバートソンによる共同プロデュース作品となっており、バイセップ、I.R.O.K.、
カマシ・ワシントン 、そしてロシアの実験的EDMグループ、リトル・ビッグ(Little Big)などから影響を受けているとのことです。
デビュー・アルバム『WOOF.』は、ジョー・ラヴの心の中への旅を体験できる作品。「音楽はつまらな過ぎる」とおいラブは、「消毒され牙を抜かれた音楽は好きじゃないんだ。このアルバムの音楽でさえ、俺の頭の中にあるアイディアと比べたら洗練されすぎてる。俺の想定では、もっとめちゃくちゃなサウンドになるはずだったんだけどな」とコメントしています。
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Photo by Frank Fieber