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Aぇ! group、初のアリーナ・ツアー完走 2ndシングル「Gotta Be」を初披露

Aぇ!group   2024/08/20 12:22掲載
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Aぇ! group、初のアリーナ・ツアー完走 2ndシングル「Gotta Be」を初披露
 デビュー・シングル「《A》BEGINNING」を携え、〈Aぇ! group Debut Tour 〜世界で1番AぇLIVE〜〉を開催したAぇ! group

 全国8都市32公演で約37万人を動員した初のアリーナ・ツアーが、8月18日に行われた東京・有明アリーナ公演でファイナルを迎えました。

[ライヴ・レポート]
 ファンによる“Aぇ”コールが広がる会場が暗転すると、サイレンの音が鳴り響き、メンバーたちが逃げ惑う映像が映し出される。そして、追手から逃げるため、正門良規がライターを投げ入れたその瞬間、映像に広がる炎とリンクするようにステージに火花が上がり、Aぇ! group初のオリジナル曲『Firebird』で開幕。「行くぞ、ファイナル!騒げ、東京〜!」という末澤誠也の言葉に会場の熱も上がる。割れんばかりの歓声を味方につけ、5人は全身全霊のハードなパフォーマンスを見せた。

 そして、軽やかなダンスチューン『WANT!!』や、タワーに乗ってファンと目を合わせ、一緒に踊るポップな『+You』、ロカボ曲のような疾走感をもつ『純情パスファインダー』、セクシーなパフォーマンスで客席を沸かせた『Party-Aholic』など、次々とカラーの違う楽曲を披露し、個性豊かなダンスパフォーマンスやグループの音楽性の広さを見せつけた。

 一転、夢のテーマパークをイメージにした『Aぇ! LAND』コーナーでは、メンバーがキャストに扮し、Aぇ! groupらしい楽しい時間へ観客をいざなった。末澤と佐野晶哉がパンダ姿でかわいく踊る『パンぱんだ』では、ギターを持った正門が加わると“パンクパンぱんだ”に様変わり。3人は、弾けた姿を見せる。さらに、草間リチャード敬太のポップスターのような巧みなダンスから『ブリュレ』へ。しかし、リチャードはことごとく正門と佐野に邪魔をされ、「誰の判断なのか」と詰め寄る。と…その犯人、幼稚園児の“けんちゃん”(小島)が登場。小島らしい笑いのセンスとトークで、観客とメンバーを独特な世界に巻き込んでいった。同コーナー最後の『愛してるっ言わNight』では、ナイト(騎士)の衣装で踊る佐野をメンバーがペンライトを振って盛り上げる。この曲は、Aぇ! group YouTube大喜利企画で「10枚目のシングルタイトル」とのお題に、小島が回答した「佐野晶哉ソロ曲『愛してるって言わNight』」を2年越しに実現したもの。Aぇらしい壮大な遊びに、客席にも笑顔が広がった。

 TikTokチャレンジの話で盛り上がったMCの後は、『ストーりぃ!』のアコースティックVer.を披露。末澤と正門がギターを、小島が鍵盤、リチャードがサックス、佐野がカホンを担当し、温かな歌声で聞かせる5人のハーモニーに、ファンも静かに耳を傾けた。

 ライブ後半は、ツアーで回った8都市(北海道・宮城・東京・静岡・福岡・愛知・福井・大阪)をメンバーとファンが旅するように、車のデザインのトロッコで会場を巡りながら、各地のイメージに合う関西の先輩グループの楽曲を歌いつないでいく。福岡の『キンゴ オブ 男!』では、佐野がおさげ姿で扮するファンにおなじみのキャラクター“よし子”も登場し、会場を沸かせた。

 ますますボルテージが上がり続けるライブ終盤、鏡に囲まれた空間に迷い込んだ5人の映像が映し出される。一見、出口が閉ざされているようにも見えるが、そこへ希望を感じる光が差し込む。そして、満を持してデビュー曲『《A》BEGINNING』をパフォーマンス。真っ赤な衣装を身にまとった5人が、ステージからせり上がると、Aのモチーフをかたどったライトを背に、ギラギラと圧倒的なエネルギーを放つ。炎の特攻や激しく行き交うレーザーに照らされながら、奥底から湧き上がる強さを感じるパフォーマンスと魂を込めた歌で会場を圧倒した。

 一瞬の静寂のあと、ステージに置かれたベースをリチャードがさっと抱え、数カ月前に始めたとは思えないグルーヴィーなソロを聞かせる。その音にメンバーの楽器が重なり、バンドコーナーへ。『神様のバカヤロー』『Break through』など熱いロックに続き、Aぇ! groupのターニングポイントとも言える『PRIDE』を披露。グループの武器のひとつでもある末澤の超ハイトーン、そしてツアー中にも進化し続けたバンドサウンドに呼応するように、会場のペンライトが大きく揺れた。

 そして、メンバーがひとりずつ、今の思いを言葉にしていく。「5人でいる空間が大好きで、5人で作るライブが大好きで…。朝ホテルから眠そうに出てきて、エレベーターに乗ってる時間すら愛おしくて。この5人でずっと一緒にいられたら、でっかい景色を見に行けると思ってるから、俺たちに着いてきてください。デビューさせてくれてありがとう」と会場に語りかける佐野。末澤が、このツアーを通じて「いろんなところで応援してくれてるファンのみんなの声を聞けて、顔を見られて、ものすごく幸せでした。またやろうね、楽しいこと!」と呼びかけると会場から歓声が上がった。

 5人がラストソングに選んだのは、デビュー発表直後に京セラドーム大阪でも歌った小島作詞、佐野作曲の『ボクブルース』。ときには不安を感じながらも自分たちを信じて進み続け、デビューという夢を掴み取ったAぇ! groupの軌跡と重なる歌詞に、じっくり聞き入る観客。メンバーがまっすぐな目で会場を見渡し、思いを届けようと歌う姿も印象的だった。

 客席の熱いコールに応えて登場したアンコールでは、突然、ビジョンに5人の幼少期の写真が映し出され、会場がざわつく。そして、2ndシングルのタイトル『Gotta Be』(ガラビー)の文字とともに、悲鳴にも似た大きな歓声が上がった。疾走感のある激しいロックサウンドにのった美しいメロディーライン、そして、決して平坦ではないデビューまでの道のりで、さまざまな壁を乗り越えてきたAぇが歌うからこそ説得力を増す歌詞。彼らの熱い言葉が、観客の心を揺るがした。

 小島考案の副題「世界で1番AぇLIVE」には、1回1回の公演が“世界で一番えぇLIVEだった!”と思ってもらえるように、との想いが込められている。これまでのAぇ! groupを詰め込み、ファンに笑顔と幸せな時間を届けたツアーは、まさに副題の想いを体現していた。


Aぇ! group UNIVERSAL MUSIC アーティストページ
www.universal-music.co.jp/aegroup
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