孤独だが心優しい男が、歪んだ社会の狭間で“悪のカリスマ”へと変貌を遂げていくドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描き、未曾有の社会現象を巻き起こした傑作サスペンス・エンターテイメント『
ジョーカー』(2019)。その最新作にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』通称“ジョーカー2”が、10月11日(金)に全国劇場公開(日本語吹替版・字幕版同時上映 / Dolby Cinema,ScreenX,IMAX)されます。これに先駆けて、三大映画祭「第81回ベネチア国際映画祭」コンペティション部門への出品が決定。あわせて場面写真7点が一挙公開となりました。
世界66ヵ国初登場No.1、日本での観客動員4週連続No.1、世界興行収入1,500億円(10億ドル)を超える空前の大ヒットを遂げ、2019年公開当時R指定映画史上歴代最高記録を樹立。第76回ベネチア国際映画祭「金獅子賞」、第92回米アカデミー賞Rでは、作品賞、監督賞、脚色賞を含む最多11部門にノミネートされ、ジョーカーを演じた
ホアキン・フェニックスが主演男優賞の栄冠を手に入れた『ジョーカー』。コメディアンを夢見る男が、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがくも、理不尽だらけの世の中で、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれ、その完璧で衝撃的なストーリーで観客を圧倒しました。
前作から2年後が舞台となる『ジョーカー2』では、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走がさらに加速。ジョーカーは
レディー・ガガ演じるリーと呼ばれる謎の女と出会い、ジョーカーの狂気がリーへ、そして群衆へと拡散し、世界を巻き込むジョーカーの新たなショー=事件の幕が開きます。
解禁された場面写真は、アイコンとも言える狂気的な笑顔を覗かせる“悪のカリスマ”ジョーカーや、未だにその正体が謎に包まれているリーの姿を映し出したもの。おなじみのピエロメイクを施したジョーカーと、そんな彼に憑りつかれたような表情を浮かべるリーの一枚や、ジョーカーと同じく顔にメイクを施し、虚ろな表情を浮かべる姿を映し出した一枚からも、ジョーカーの狂気が周りの者たちにも次々と影響を与え、世界を巻き込んでいく様が垣間見えます。そして、スポットライトに照らされるジョーカーとリーの2人。ジョーカーの狂気に当てられた者たちによる新たなショーが幕を上げ、社会への反逆が始まることを予感させます。
『ジョーカー』の続編製作に踏み切った理由について
トッド・フィリップス監督は「ホアキンが続編をやる唯一の理由は、彼にとって恐ろしいと感じる作品だったからだ。彼は前作の撮影で『一体何をやっているんだ?』という恐怖を毎日感じることを本当に楽しんでいた。そして今回も同じくらいの恐怖を感じたがっていたんだ。彼は『もしやるなら、それがうまくいかない可能性を感じたい』と言っていた。それがまさに僕にとっての続編を作る理由だった」とコメント。主演のホアキン・フェニックスも「危険性を感じない作品や、失敗する可能性が極端に低い作品は作る意味がない」と本作が前作以上の意欲作であること明かしており、観客の想像を超える“衝撃”が待ち受けていることは間違いありません。
理不尽な社会の代弁者として祀り上げられたジョーカーは、果たして“悪のカリスマ”か、それとも“ただの弱気人間”か?かつて孤独で心優しかった男の暴走の行き着く先とは?善悪などという規定の基準にはおさめることのできない傑作、最後にして最高の衝撃をもたらす“ジョーカー2”に、期待が高まります。
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