中條ていによる小説『アイミタガイ』(幻冬舎文庫)の映画化が決定し、11月1日(金)に全国公開となります。この度、本作の主題歌が、主演・
黒木華による往年の名曲「夜明けのマイウェイ」のカヴァーに決定。その主題歌が流れる本予告映像も公開されました。
主演を務めるのは黒木華、共演に
中村蒼、
藤間爽子ら実力派俳優が集結し、人間ドラマのアンサンブルを奏でます。メガフォンを取るのは、2025年2月に『大きな玉ねぎの下で』の公開を控える
草野翔吾監督。先日、韓国・釜山にて10月2日(水)〜11日(金)に開催予定の第29回釜山国際映画祭で、映画祭を代表する部門の一つでもあるコンペティションのジソク(Jiseok)部門へ選出され、正式出品が決定し、公開に向けて期待が高まる本作。
この度、本作の主題歌が黒木華による往年の名曲「夜明けのマイウェイ」のカヴァーに決定。70年代に放映された連続ドラマの主題歌として、俳優であり音楽家の
荒木一郎が作詞・作曲した本楽曲は、脚本の制作段階から主題歌として制作陣の念頭にあったという思い入れの強い一曲。前向きなメッセージが込められた歌詞が驚くほどに物語と重なるこの曲をキャスティング前からカヴァーしたい意向はありましたが、誰が歌うべきかを検討していた時、黒木が演じる主人公・梓を見て、やはり梓本人が歌うべきではないかと考えた結果、主演の黒木がヴォーカルも担当する運びとなりました。
これまでCMやバラエティ番組でその透き通るような歌声を披露してきた黒木ですが、映画の主題歌を担当するのは今回が初。不慮の事故により親友・叶海(藤間爽子)を失い立ち止まってしまった主人公・梓(黒木華)を軸に、梓の恋人・澄人(中村蒼)をはじめ、梓を巡る人々の想いが巡り大きな輪になっていく本作にふさわしく、「悲しみをいくつかのりこえてみました」という印象的な歌詞から始まる本楽曲。「高らかに歌い上げるのではなく、プライベートで語りかけるようなイメージにしたい」という監督の希望のもとアレンジが加えられ、登場人物たちの未来、延いては等身大の日常が描かれたこの映画と地続きに続いていく観客一人一人の日常も照らすような柔らく温もり溢れる黒木の歌声が、物語の余韻を包み込む珠玉のバラードとなっています。
あわせて公開された映像は、梓と、中学時代からいつも傍らで背中を押してくれていた親友・叶海との突然の別れから幕を開けます。心の支えを失って立ち止まってしまった梓は、返事がくることはないとわかっていても叶海にメッセージを送り続けていました。そして、そんな梓を支えたいと願う恋人の澄人、梓の叔母(
安藤玉恵)、ある過去を抱えた老婦人・こみち(
草笛光子)、叶海を失った両親・優作(
田口トモロヲ)と朋子(
西田尚美)、叶海と生前に関わりのあった児童養護施設の所長(
松本利夫)らの姿が次々と映し出され、物語は動き始めます。「残された人々の想いが繋がり 小さな奇跡が起こる」というナレーションの直後、叶海へ宛てた読まれるはずのないメッセージに一斉に既読がついて……。梓の祖母・綾子(
風吹ジュン)が、“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける通り、一期一会の連鎖が思いもよらない幸せの歯車を動かしていきます。最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓の元に届いた想いとは――。登場人物たちの悲しみや喜びに優しく寄り添うように流れる主題歌が涙を誘い、感動のその先に待ち受けるラストに期待が高まる映像となっています。
誰かを思った優しい「秘密」が立ち止まっていた人々の心を灯す、この秋一番の感動作『アイミタガイ』は、11月1日より全国公開。
[コメント]まさか自分が主題歌を歌わせていただくことになるとは思わず、とても緊張しています。
歌唱指導の先生のおかげでなんとか形になりました。
温かい気持ちで聞いていただけると嬉しいです。――黒木華© 2024「アイミタガイ」製作委員会
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『アイミタガイ』2024年11月1日(金)東京 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
aimitagai.jp配給: ショウゲート