女性シンガー・ソングライターの
mekakushe (読み: めかくしー)と2次元3次元の両軸で活動するアーティスト、
長瀬有花 が、オリジナル・ストーリー“世界が美しいからだよ”を全3部作の音楽で表現するコラボ企画を始動します。
9月16日に行なわれたmekakushe自身初となるワンマン・ツアー〈mekakushe Live Tour 2024 “Love letter from you.”〉の大阪公演に長瀬有花がゲスト参加し発表されたコラボ企画。第1弾として9月17日(火)に「さみしい惑星」が配信リリースされます。
「さみしい惑星」は、“セカイ系”、“Y2Kカルチャー”にインスパイアされた物語の始まりを告げるキャッチーなポップ・ロック・ナンバー。ミュージック・ビデオとジャケット・クリエイティヴもあわせて公開され、平成を想起させる、どこか懐かしい画風で人気を博しているイラストレーター“飴日和”を迎えて緻密に作りこまれた世界観が印象的な作品に仕上がっています。楽曲アレンジには自身のバンド“
シナリオアート ”のフロントマンとしても活躍するハヤシコウスケが参加。新進気鋭のクリエイターが集結した作品となっています。
なお、mekakusheは自身初となる東京と大阪でのワンマン・ツアー〈mekakushe Live Tour 2024 “Love letter from you.”〉を開催中で、残す東京公演の千秋楽を9月22日(日・祝)東京・渋谷WWWにて開催します。“ラヴレター”がコンセプトのフルバンド・セットで作り込まれたパフォーマンスに注目です。
[コメント] 寝るまえに、あした世界が終わってしまったらどうしようと考える癖があります。 当たり前なんてひとつもないこと、すべての日々が特別だということ、をすぐに忘れてしまうこと。 その癖が小さい頃から抜けないから、わたしは楽曲制作をするときはいつも終末と向き合い、自ずとテーマにしてきました。 「さみしい惑星」では、長瀬有花さんと二人だから、二人なら、いつもより強くなれるかもしれないと思い、いつも以上に終末と向き合い曲作りをしようと思いました。 少し苦しかったけど、「さみしい惑星」のレコーディング中、わたしたちの境界が曖昧になる感覚があり、ずっと表現したかった終末の領域にたどり着けた気がしました。 あした世界が終わっても別にいいかなと、ほんの少しだけ思えちゃう無敵の瞬間があるのですが、それは楽曲が完成した帰り道です。 今日こそはという日々を積み重ねることでしかかき消せない不安だらけの世界ですが、「さみしい惑星」がこの世界に誕生したことで少しだけ強くなれた気がします。きみも同じだと嬉しいです。 ――mekakushe mekakusheさんは、以前に長瀬有花の「やがてクラシック」や「宇宙遊泳」を手がけてくださいました。 自分が思うmekakusheさんと長瀬有花には、美しさを見出す琴線に共通する部分があって、お互いの音楽がとても好きで、歌声も少し似ています。 そんな二人だからこそ描ける世界と美しさをここに詰めこみました。 ぜひ聴いていただけたら嬉しいです。 ――長瀬有花 物語が始まる期待感と、終わりに向かうような寂しさが同居したような不思議な楽曲。 日常から突然宇宙に放り出されたようなオープニング。 どこか懐かしさを感じるサウンド。 二人の声が、窮屈な日々から引き剥がしてくれるようで、大好きな曲です。 現実と非現実の境界線を行ったり来たりしながら揺れ動く世界を編曲で彩らせていただきました。 ――ハヤシコウスケ(シナリオアート) このたび、楽曲のMVとジャケットイラストを担当させていただきました。 制作にあたって、数年前に書いた夢日記を読み返しましたが、ほとんどの出来事が記憶になく誰かが書いた物語のように見えました。 夢は現実のようにはっきりとしていて、おかしなことが起きてもこの世界のことだと思い込み、違和感がありません。しかし、目が覚めると記憶がぼやけていき夢の中の出来事だったのだと気がつきます。 今回はそんな、夢日記を書いている時のように現実と夢の記憶が入り混じった、二人だけの居場所をテーマに絵を描きました。 子守唄のように優しく、寂しさに寄り添うような素敵な楽曲と主人公の夢日記と共にお楽しみいただけますと幸いです。 ――飴日和 VIDEO