貫地谷しほり×
和田正人ダブル主演、若年性認知症と診断された丹野智文さんの実話をもとに描く、夫婦の希望と再生の物語『オレンジ・ランプ』。昨年2023年6月30日に劇場公開された後、同年10月以降より市民上映会を開始し、1年後、800回を突破する見込みとなったことが、9月21日(土)の世界アルツハイマーデーにあわせて発表されました。市民上映会での観客数が全国で60,000人を突破し、ますます映画『オレンジ・ランプ』の輪が広がっています。
本作は39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されながらも、働きながら講演活動等を続けている丹野智文さんの実話に基づき、夫婦の9年間の軌跡を描く物語。夫と共に前を向く真央役に、連続テレビ小説『
ちりとてちん』のヒロイン役で知られ、ドラマ『
大奥』ほか映画・ドラマ・舞台で活躍する貫地谷しほり。夫・晃一役に、映画・ドラマ・舞台に多数出演し、映画『
THE LEGEND&BUTTERFLY』、『Winny』、『シサム』など、そしてNHK連続テレビ小説『
虎に翼』の出演も話題となっている和田正人。実力派俳優の2人が、晴れやかな感動を生み出します。
製作には介護の世界を描いて市民上映会で15万人以上の人々に感動を伝え続ける映画『ケアニン』シリーズ製作スタッフが集結し、描かれた心温まる再生の物語。
この度、劇場公開後に昨年10月からスタートした全国各地での映画『オレンジ・ランプ』の市民上映会の開催数が、1年間で800回を突破する見込みとなりました。1作品の上映会としては異例の開催数となり、世界アルツハイマー月間である今月9月は全国150ヵ所以上で開催される予定です。
また今年4月には、ポーランドで開催された第36回国際アルツハイマー世界会議にて史上初の映画上映として公式上映されました。そして9月21日は“世界アルツハイマーデー”。国内外での大反響を受け、本作のダブル主演を務めた貫地谷しほり&和田正人より感謝と祝福のメッセージが到着しました。
本作は、今年、4月24日〜26日までポーランドで開催された国際アルツハイマー世界会議(ADI)で公式上映されました。ADIとは認知症に関する最も歴史がある国際会議で、世界各地から医療専門家や研究者、認知症本人まで、1,000名を超える参加者が集まる会議です。そこで映画が上映されるのは初めてということもあり、大きな反響がありました。
本作の上映会の主催者は、自治体や福祉法人、学校、有志団体など多岐に渡っています。全国の主催者は、「誰もが安心して認知症になれる社会に」という想いで上映会を開催、参加した市民が本作に感動・共感し、次は自らが主催者となることで、上映会の輪が広がり続けています。
長崎県においては、「認知症の人と家族の会」や自治体などが中心となり、全ての市町での開催を目標に展開しています。既に県内21の市町の内、17市町で開催済み、または開催が決定しています。
山形県においても、地元のテレビユー山形が主体となり、全市町村での開催をめざしています。また、沖縄県浦添市においては、1回の上映会に800名以上が参加。市長も加わって盛り上がりました。更に東京都町田市や千葉県浦安市など、同じ地域でのリピート上映会も拡大しています。
本作の原作と企画・プロデュースは、映画『ケアニン』シリーズの
山国秀幸。『ケアニン』シリーズでは、国内外で3,000回以上の上映会が開催されており、2017年に公開したシリーズ1作目『ケアニン〜あなたでよかった〜』(ケアニン1)においては1,700回を突破、劇場公開から7年が経過した今でも途絶えることがありません。映画『オレンジ・ランプ』は「ケアニン1」での上映会実績を考慮すると、3,000回以上の開催数が見込まれています。
[メッセージ]オレンジ・ランプ上映会、800回突破という事で、とても驚いています。昨年の公開から、今も沢山の方々の思いで上映が続いてる作品に携わることが出来た事を誇りに思います。認知症になった夫のモデルである丹野智文さんや周りの方々の温かさが詰まった優しい実話です。この希望が、これからもどうか沢山の方に届いていく事を願っています。――貫地谷しほり劇場公開して1年という期間で、これほど多くの場所で、今尚、上映が続いている事に驚きと喜びを感じています。改めて映画の力、そして作品の力というものを実感します。今作が描いているのは若年性アルツハイマー型認知症を題材にした、人の優しさです。正しい理解と同時に、人の本質にある優しさが、今作を通じて輪のように広がって行くことを願います。皆さまの日々が、暖かいオレンジ色で灯されますように。――和田正人©2022「オレンジ・ランプ」製作委員会