井出靖が、リミックス・アルバム『The Journey』を10月2日に（水）リリース。

　井出靖名義では、『Cosmic Suite 2』以来となる最新作は、『Late Night Blues』、『Cosmic Suite』、『Cosmic Suite2』からセレクトされたリミックス・アルバム。

　Ken Ishii、沖野修也 & ROOT SOUL、砂原良徳、田中知之、Charles Webster、Chris Coco、DJ NATURE、Kiko Navarroら国内外15アーティストらが参加したこのアルバムは、通常のリミックスアルバムの枠を越えた、全115分にも渡る、“架空の映画のサウンドトラック”、あるいは“映画そのもの”のように、聞く者に様々なイメージ、ストーリーを喚起させるシネマティックな音楽作品です。

　全115分ノンストップMixであり、随所に井出と盟友Watusiがリエディット、Dub処理を施しており、まさにドープなサウンドに仕上げられています。

　アートワークには新進気鋭日本画家、神山侑子の作品をフィーチャー。まさに「宇宙から古代へ、古代から宇宙へ」という、この作品の世界観を的確に表現しています。

　ようこそ115分のマインド・トリップへ。

［コメント］
リラックスしながらでも没入して聴いていてでも感じるものがある。こうした豊かかつ高い音楽性のアルバムに参加出来て光栄です。
――Ken Ishii

この曲のコレクションは、長い旅に持っていくお気に入りのミックステープのようなものです。気がつけば、もう目的地に到着している、そんな素晴らしい時間が詰まっています！さまざまなバイブレーションの素晴らしい音楽が詰まっていて、最高の作品です！
――DJ NATURE

これは今までになかったRemix Albumである。
従来までは、曲を再生し、その曲の注目度を上げる、または話題性を維持する、あるいはオリジナルが持っていた可能性を引き出すという目的があったが、逆に、Remixerのファン以外には興味を持たれずに、投資が回収出来ないというケースも少なくなかった。それ故に、Remix Albumは激減している。
井出さんのアイデアは、素材をRemixerに提供し、新しい楽曲を作らせるだけでなく、
それらをノン・ストップでMixし、全く別のアルバムにしてしまうという大胆な試みだ。
RemixerとしてROOT SOULと一緒に参加させて頂いたが、まさかこういう形で発表されるとは予測していなかった。
――沖野修也（Kyoto Jazz Massive）

The Journeyはまさに自分が踊りたくなる理想のクラブでの理想な最高級サウンドトラックです! 以前リリースされた大好きな音源の未発表ヴァージョンが次から次へとMegamixされてテンションが上がって行く。実に素晴らしいGrand Journeyだ！
Alex from Tokyo

制作段階から色々関わらせてもらってる自分にとってはAnother Journey のような仕上がりだし、新しい映画のような脚本とストーリーで感動しました。
――Calm

私たちは『Galactic Beats Pt. 2』のオリジナルバージョンは素晴らしいアイデアとリッチな楽器編成が魅力的だと感じました。この楽曲をベースに実験することはとても楽しく、最終的にはダンスフロアを意識したリミックスを提出しました。まるでMike Collins（Sun Palace）がJazztronikやAshra Templeと出会い、ニューヨーク的なひねりを加えたような作品です。このプロジェクトに関わった他のアーティスト、DJ Nature、DJ Krush、Steven Stanley、Kiko Navarro、沖野修也、Ken Ishii、Root Soulの池田憲一らは、私たちが非常に高く評価しているアーティストであり、その中に含まれることを光栄に思います。
――Love Injection

Cosmic Suiteから拡がり続ける、壮大なサーガ。
まるで一つ一つのリミックスはシーンのように、ストーリーを紡ぎ出し、脳内に映像を投影する。
まさに、これは「聴くシネマ」。
従来のリミックスアルバムの常識を覆す傑作だ。
――門井隆盛