エルスウェア紀行が、最新楽曲「冷凍ビジョン」を10月2日にリリースしています。
今回の作品は、2年という時間をかけ制作、満を持しての音源解禁となりました。この曲は、今年の5月に開催した東京・渋谷WWWでのワンマン・ライヴで初披露。その披露時には、“魔改造シティポップ”であると本人発で曲について語られています。
レコーディングの演奏では、ベーシストの
千ヶ崎学がコントラバスを演奏し、エルスウェア紀行サウンドに色をつけています。
また、10月23日(水)には2ndアルバムのリリースが決定しており、10月末から初ツアーを敢行。地元栃木を皮切りに、大阪・名古屋・東京の4ヵ所にてライヴ・ツアーを開催。チケットの一般発売は10月5日(土)10時から、東京公演はすでにソールドアウトとなっています。エルスウェア紀行の活動に是非、ご注目ください。
[コメント]強い信念や思いを鮮度を保ったままこころに据えておくこと=冷凍ビジョンという漠然と浮かんだ言葉のイメージと、先にあったリフやコードから浮かぶ景色はどちらも自分にとって引き出しにないもので、時間をかけてテーマと旋律、展開を見つけていく形で作っていきました。
主題はトラウマの克服です。
これまで“かなしみも本当はともだち”というようなことを何度か書いたけれど、実際問題かなしみと手を繋ぐことはなかなか難しい。
最後にかなしみと手を繋ぐ曲にしようと思いました。それぞれ生きる上で雑音となる様々な出来事があり、その中にはかなしみやトラウマがあるのかもしれない。雑音第一位のトラウマと自身との脳内会議、トラウマが語るビジョン、のイメージで 何度か頭を真っ白にしながらたどり着いた 書いてきた中でも1番やっかいで難解な薄めのファンタジーです。
最後には手を繋ぐ、ひとつになって先に進む。その過程を祈りとするなら、祈る風景はだれにも奪えず、匂いのうつったかなしみや雑音は、消えずにともだちとなって内側に居座り続ける。
勝てなくても負けたくない瞬間に、奮い立ちたい日の入場曲に、何度でも挑んで先に進んでやれる自分に、ひとりひとりの想像もつかない日々の闘いに寄り添える音楽になれたらとてもうれしいです。――エルスウェア紀行