前作のデビュー・アルバム『acts of rebellion』が、あえてミニマルなクラブ・サウンドを打ち出したのに対し、新作『DIA』では、先鋭的なプロダクションと圧倒的な音響を彼女自身の内省的な自己探求と結びつけ、広がりのあるサウンドスケープを通して、彼女のアーティストとしての進化がより一層感じられる作品に仕上げています。ビョークやデペッシュ・モード作品も手がけ、グラミー賞にもノミネートされたマルタ・サローニがミキシング、ビョークやボン・イヴェール、また坂本龍一のリマスター作品を手がけるヘバ・カドリーがマスタリングを担当しており、エラの魅力であるポップなアクセス性と実験的なアプローチを見事に融合させています。