男女のツイン・ヴォーカルで、1987年「女ぎつね on the Run」でブレイク、「
目を閉じておいでよ」はオリコン週間ランキング最高位8位を記録、80年代中心に人気を博したた5人組ロック・バンド、
バービーボーイズが、今年9月21日にデビュー・シングル「暗闇でDANCE」から40周年を迎え注目される中、メンバー立ち会いによる最新リマスタリングで記念すべき1stアルバム『
1st OPTION』が、12月25日(水)にCDとLPで同時発売されることが発表されました。
独特のビートとメロディラインは印象的、刺激的。男女ツイン・ヴォーカルを擁するロック・バンドという個性的な編成。疾走感あふれるクールなバンド・サウンドとキャッチーなメロディの絶妙なバランス。時にエロティックなメタファーを絡ませた挑発的な歌詞。パンク / ニューウェイヴ勢がクラブ・イベントでやっていたような実験的なエッセンスをそのままテレビの歌番組でもウケそうなポップさでやってのけるエンタテインメント性。まさに意外性の連続だったバービーボーイズ。
1984年9月にシングル「暗闇でDANCE」でデビューし、年が明けて“バンド・ブーム前夜”である1985年の2月22日に、バービー独特のビートとメロディラインの原点ともいうべき1stアルバム『1st OPTION』がリリースされました。シングル「暗闇でDANCE」「もォやだ!」のほか、「Blue Blue Rose」や「小僧−cryin' on the beach」などデビューにして数多くの優れた楽曲を収録。ジャケットは、バービーのオリジナル・アルバムでは唯一メンバーが登場しないものでした。
過去にも現在にもない、既視感のなさが新鮮かつ孤高の存在を放ったバービーボーイズが、周囲のあらゆるものに対して同居を望まない距離感を保ちながらも、時代のちょっとだけ先をめがけて熱い疾走を始めていた頃。聴き手の“意思”を常に問うかのような、ただならぬ新人バンドによる第一歩。そんな貴重な記録であり、当時のミュージック・シーンに一石を投じた衝撃作が40年の時を超えて、メンバー立ち会いによるリマスターによって新たな響きを纏って2024年に甦ります。
なお、LPのレーベル面(B面)ではファンにはおなじみのキャラクター“ハチ君”のバックショットが作品上では初公開されることに。メンバーからのコメントは依然一切ありませんが、2024年クリスマスに届くバービーボーイズ1stアルバムの復刻リリースは2025年への期待を否が応でも膨らませてくれます。
なお、バービーボーイズは、9月21日のデビュー記念日に40周年特設サイト『暗闇日砲デジタル』WEB版を突然開設して、音楽ファンを大いに驚かせましたが、最新号も10月8日(火)に更新。少しずつ見えつつある彼らの40周年イヤーに今後も注目です。