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ビビオ、最新作『PHANTOM BRICKWORKS (LPII)』を発表 自ら撮影のトレーラーも公開

Bibio(Stephen Wilkinson)   2024/10/10 17:42掲載
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ビビオ、最新作『PHANTOM BRICKWORKS (LPII)』を発表 自ら撮影のトレーラーも公開
 イギリスの音楽家 / プロデューサーであるスティーヴン・ジェイムス・ウィルキンソンことビビオ(Bibio)が、2017年作『Phantom Brickworks』に続くアンビエント/ドローン・アルバム『PHANTOM BRICKWORKS (LPII)』を11月22日(金)にリリース。あわせて、ビビオ自らが撮影したトレーラー映像と1stシングル「DINORWIC」が公開されています。

 “場所”をコンセプトに9つの楽曲をまとめた『PHANTOM BRICKWORKS』は、自然や風景、そして産業の残影が漂う場所から着想を得た作品で、スティーヴンがイギリス各地の衰退していく遺跡を訪れ、それらに残る人間の痕跡を探りながら創り上げたもの。

 スティーヴンは「人間は、場所に漂う空気や雰囲気にとても敏感だ。その場所が持つ歴史的背景を知ることで、それらは強まったり、劇的に変化する。何かしらの形で、音や声まで聞こえる場合もある。その場所には、きっと伝えたい想いがあるんだと思う」と説明し、「2017年に『PHANTOM BRICKWORKS』をリリースして以来、これがずっと継続できるプロジェクトであることに気づいたんだ。『PHANTOM BRICKWORKS』の要素は他のアルバムにも徐々に染み込んできているけど、このプロジェクトは独自の存在でもあると思ったんだ」と続けて話しています。

 10曲のアンビエント/ドローン楽曲を収めた『PHANTOM BRICKWORKS (LPII)』では、新たな場所に焦点を当てています。中には自然の風景に大きな傷跡を残した興味深い場所もあれば、地元の記憶や古い映像、写真の中にしか残っていない場所も。一部は人目に触れずに沈んでしまい、また一部は伝説や物語としてのみ存在する場所もあります。即興で重ねられたピアノやバリトンギターのループの下には、労働者たちの生活の痕跡がかすかに聞こえ、自然がすべてを覆い隠してしまうことが暗示されています。

[コメント]
最初の『PHANTOM BRICKWORKS』アルバムを発表した際に、そこで起きたことが、その場所に意味をもたらすことがあると話した。この考察は新作でも続いているんだ。今回のアルバムもほとんど即興で作られていて、以前のテクニックを使いつつも、このアルバム独自の新しい手法も取り入れている。音楽的にも場所の選定においても、馴染みのある領域を再び訪れてみた。北ウェールズが重要な役割を果たしているけど、今回はさらに広がり、歴史的な場所にも足を踏み入れてみた。世代を超えて語り継がれる物語は、時にその場所をより鮮明に描くことがあるんだ。
――Stephen James Wilkinson (Bibio)

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Photo by Richard Roberts

■2024年11月22日(金)リリース
ビビオ
『PHANTOM BRICKWORKS (LP II)』

beatink.com/products/detail.php?product_id=14463

[収録曲]
01. DINORWIC
02. DOROTHEA’S BED
03. PHANTOM BRICKWORKS VI
04. SURAM
05. LLYN PERIS
06. PHANTOM BRICKWORKS VII
07. TEGID’S COURT
08. BROGRAVE
09. SPIDER BRIDGE
10. SYCHDER MCMLXXXIX
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