千葉、鎌取出身の音楽家“織川一”が、1stアルバム『穂遊』を10月16日(水)に造園計画から配信リリース。
自宅の一室での宅録と環境音で構成されたという、ローファイでありながら神学的な響きを含むA面から、オートハープ、エレピ、ムーグシンセ、オルガン、テナーサックスなどのあらゆる楽器によって柔らかく塗り重ねられた音響と、野を駆け回る野ウサギのように自由な歌声が美しく溶け合う、15分を越える表題曲である『穂遊』に向かって、郊外都市の憂鬱は穏やかに浮遊していきます。
ポポル・ヴーなどのスピチュアルなジャーマンサイケの系譜と「Leaving Records」などのニューエイジリバイバルの系譜を引きながらも、プライベートな余白をそなえたニューエイジ・アルバム。
[コメント]ニューエイジミュージックの大家であり、オートハープ奏者レジェンドであるLaraajiのライブで開眼し、楽器演奏を始めたという、生粋のニューエイジミュージシャンである織川一が放つ、1st Album『穂遊』。今作は、ニューエイジミュージックとして素晴らしい完成度を持つと同時に、自分自身が千葉県鎌取で育ち、そこであらゆる景色を見て聴いたことを無視せず、西洋の音楽の文脈のなかにそれらの感覚の束を持ち込み、アレンジすることに成功している、ある意味でジャンルレスな作品だ。――造園計画 代表島崎