アイスランド出身のピアニスト、
ヴィキングル・オラフソン(Víkingur Ólafsson)が、
J.S.バッハの宗教曲を収録するEP『Continuum』を10月18日に発表しました。2024年1月にアイスランド・レイキャヴィクのハルパ・コンサートホールで録音した6曲を収録。6曲のうちの4曲はオラフソン自身の編曲によるもので、2018年発表のアルバム『
バッハ・カレイドスコープ』から今作に至るまで、バッハ作品の無限の可能性を探究してきたオラフソンの才能が光る作品となっています。
収録曲はカンタータ BWV 159:こと果たされぬ(オラフソン編)、カンタータ BWV 21:わがうちに憂いは満ちぬ(オラフソン編)、カンタータ BWV 150:主よ、われ汝を仰ぎ望む(オラフソン編)、BWV614:古き年は過ぎ去りぬ(クルターグによる4手ピアノ編)、カンタータ BWV 12:泣き、歎き、憂い、怯え(オラフソン編)、BWV478:来たれ、甘き死(H.バウアー編)。
オラフソンは2023年にアルバム『
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』をリリースした後、ゴルトベルク変奏曲を演奏する90公演の世界ツアーを開催。先日発表されたドイツのクラシック音楽界でもっとも権威のある賞のひとつ、オーパス・クラシック賞2024では「今年のベストセラー」賞を受賞しました。
Photo by Markus Jans