2024年9月3日、4日の台北公演を皮切りに、香港、バンコク、そして10月10日からシアトル、ロサンゼルス、ニューヨークの合計6都市を巡るツアー〈Travis Japan World Tour 2024 Road to A〉が、10月16日にニューヨークのSONY HALLにて最終日を迎えた
Travis Japan。
2022年3月よりスキルアップのためにアメリカ・ロサンゼルスに留学し、留学期間中に世界最大規模のダンスコンペティション「World of Dance Championship Series」にて世界9位となり、米NBCで放送の人気公開オーディション番組『America's Got Talent』に出演したことがきっかけで、米大手レーベルであるCapitol Recordsより2022年10月28日に「JUST DANCE!」で全世界デビュー。
さらに、J-POPアーティスト史上初めてとなるデビュー曲でのBillboard Global excluding US 5位(11月12日付)にチャートインを果たし、昨年12月にリリースした1stアルバム『
Road to A』と今年2月にデジタル・リリースした『Road to A -Global Edition.-』は、国内にて各種チャートで1位、海外でも5つの国と地域(Indonesia / Philippines / Taiwan / Finland)でiTunes All Genres1位、その他の国と地域でも上位5位までにチャートイン。
今年1月には出演オファーを受け渡米し『America‘s Got Talent: Fantasy League』に出演、3月には香港とタイをプロモーションで訪れショーケースを行うなど、海外でも精力的に活動を続けてきました。
そして、今年12月4日(水)にリリースを予定している2ndアルバム『
VIIsual』と同時に、『VIIsual -Global Edition-』(全英語詞)を配信でリリースします。
そんな彼らの想い出の土地ロサンゼルスと、最終公演となったニューヨークでのライヴ・レポートが到着しています。
[ライヴ・レポート] 2024年9月より、世界6都市を巡るワールドツアー「Travis Japan World Tour 2024 Road to A」を開催していたTravis Japan。台北から始まったグループ初のワールドツアーは、10月16日、ニューヨークで行われた公演を最後に幕を閉じた。アメリカ公演(シアトル、ロサンゼルス、ニューヨーク)は全てソールドアウト。ロサンゼルスはTravis Japanがデビュー前に修行を積んだ思い出の地である。
会場の照明が落ちると「TJ!TJ!」とファンからの熱いコールが響き渡る。タキシード姿のメンバーがステージに登場すると、歓声が上がり、一瞬で観客を魅了した。中村海人が「Just dance together!(一緒に踊ろう!)」と煽り、「LEVEL UP」でライブがスタート。デビュー曲「JUST DANCE!」、America’s Got Talentでのスタンディングオベーションも話題になった「My Dreamy Hollywood」と続き、光るステッキを使ったタップダンスを披露。Travis Japanの真骨頂となるパフォーマンスに会場は盛り上がりを見せた。
羽織っていたジャケットを脱ぎ去ると、松田元太が出演したドラマ「東京タワー」の挿入歌で人気を集めた「Sweetest Tune」を披露し、爽やかなサウンドが会場に広がった。
MCでは「What’s Up LA? We’re back!(LAのみんな元気?帰ってきました!)」と英語でのMCを繰り広げ、1年間修業を積んだロサンゼルスでの思い出を語った。それに答えるようにファンからも「Welcome back!(おかえり)」と大きな歓声が飛び交った。中村が「We have a surpise(サプライズがあります)」と伝えると、Capitol Recordsのレーベルメイトであるケイティ・ペリーの「Firework」を、メンバーのオリジナル振付で披露した。
ライブの最後には、アメリカではCrunchyrollで配信となっているアニメ「多数決」のオープニングテーマ曲となっている新曲「Fly Higher」を披露。「We want to sing together!(一緒に歌おう!)」と投げかけた。これまでのTravis Japanとは一味違うサウンドに、観客の心を掴んだ。
ダブルアンコールでは、ロサンゼルスならではの特別なパフォーマンスとして「夢のHollywood」をオリジナルの日本語で披露。最後にアカペラで、英語バージョンとなる「My Dreamy Hollywood」のイントロを歌い上げると、メンバーが感極まる姿も見られた。
またツアーファイナルのNY公演では、開演前からTJコールが響き渡り、ショー中盤のMCでは、客席後方にあるバーにステージ上からジョークでテキーラなどをオーダーする場面もあり、以前にNYに来たことがある川島、松倉からは当時見たショーなどの思い出が語られた。中村は「Let’s go to Times Square! (Times Squareに行こう!)」メンバーに呼びかけ、松倉が「Follow me!」(今から行こう!)と言って会場を笑わせる一幕も。
ラスト曲となった「Fly Higher」では、「Cause we are not alone, together we can shine」 (一人じゃないよ、一緒に輝けるんだ)と高らかに歌い上げ、一度幕を閉めたが、「One more song!!!TJ!!!」というアンコールを求める掛け声に応え、メンバーが再登場。「DRIVIN' ME CRAZY」内で松倉が「Repeat after me, Empire State Building!!」と観客に掛け声を求め、続いてOkie Dokie!を披露した。
一度アンコールが終わった後も「TJ!!」コールは終わらず、再度メンバーがステージに登場。中村、七五三掛の「What are you doing? Do you want more?」という問いかけに、観客は「Yes !!!!」と熱く答え、デビュー曲の「Just Dance!」を再度披露。
最後に、リーダーの宮近が「We just finished world tour!」と感謝を述べた。「僕たちがこうして「JUST DANCE!」でデビューして、「JUST DANCE!」で夢に見たワールドツアーを締めくくることができて幸せです、ありがとうございます。「JUST DANCE!」はまだまだ続いていくし、この先にあるmovementがこのタイトル「JUST DANCE!」でもあるので、みんなのサポートをよろしくお願いします。みんなが誇れるTravis Japanに世界中でなりたいと思いますのでよろしくお願いします!」と熱く語りかけ、ツアーファイナルの幕を閉じた。
グローバルに活躍するTravis Japanの新たな挑戦と、彼らの成長を感じられたワールドツアーとなった。