ザ・ナショナル(The National)が、2024年6月3日にイタリア・ローマの歴史的な会場“Auditorium Parco della Musica Ennio Morricone”で行なったライヴをオーバーダビングなしで収録した21曲入りのライヴ・アルバム『Rome』を12月13日(金)にリリース。先日、公開された4曲入りEP『NTL RM EP I』に続き、アルバムの残りの4曲、「Smoke Detector」、「Fake Empire」、「Mr. November」、「Terrible Love」を収録したEP『NTL RM II』が先行公開されています。
エンニオ・モリコーネにちなんで命名された、建築的にも素晴らしい会場で録音された本作は、ファンから多くの支持を得る曲「Bloodbuzz Ohio」や「Don't Swallow the Cap」「I Need My Girl」「The System Only Dreams in Total Darkness」「England」「Fake Empire」をライヴならではヴァージョンで聴かせるほか、『First Two Pages of Frankenstein』に収録されている曲「Eucalyptus」「New Order T-Shirt」「Tropic Morning News」、そして彼らのライヴ・パフォーマンスの可能性を広げる「Smoke Detector」を研ぎ澄まされた朗読的な歌唱と共に披露。
また、バンドが隠れた名曲に新鮮な光を当てるために、各ライヴごとにセットリストを大きく変えていることが反映され、オープニングの「Runaway」や「Lemonworld」「The Geese of Beverly Road」「Lit Up」といったライヴではレアな曲が目立ち、絶賛されたアルバム『Trouble Will Find Me』収録の「Humiliation」と『Sad Songs For Dirty Lovers』収録の「Murder Me Rachael」の力強い組み合わせも演奏。アンコールでは、選挙を題材としたアンセム的な曲である「Mr. November」や、2010年作『High Violet』から「Terrible Love」、そしてショーの最後を飾った「Vanderlyle Crybaby Geeks」ではファンも大合唱しています。