ニュース

オアシスの道程を名曲と巡る、展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』開幕

オアシス(BRITPOP / GBR / 1991)   2024/11/01 12:50掲載
はてなブックマークに追加
オアシスの道程を名曲と巡る、展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』開幕
 8月に再結成ツアーを発表し、あらためて注目されるロック・バンド、オアシス(Oasis)の道程を名曲と巡る展覧会『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』が11月1日8金)に開幕。11月23日(土)まで東京・六本木ミュージアムで開催されます。

 それに先立ち、10月31日にプレス / 関係者向けの内覧会が開催され、オフィシャル・レポートが公開されています。

[オフィシャル・レポート]
 再結成により注目を集めている影響もあり、内覧会にもさまざまな世代のゲストが訪れ、改めてオアシスの人気ぶりを実感させられた。会場で専用のアプリをモバイルにダウンロードして、自身のイヤホンを装着し、本展のキー・ビジュアルを撮影しているフォトグラファーのJill Furmanovsky(ジル・ファーマノフスキー)氏撮影によるポートレートのゲートをくぐると、瞬く間にオアシス空間へトリップ。彼らの活動年表や、デビュー時から30周年を記念してグラフィック・デザイナー/アーティストである河村康輔(かわむら・こうすけ)氏が手がけた最新までのロゴのヒストリー展示などを通じて、彼らの歩んできた30年を振り返った。

 その後、これまで発表したオリジナル・アルバムごとに、ヒストリー・ウォールが登場。そこには、収録曲の直筆歌詞(ノエルとリアムによるもの。その筆跡の違いも見どころ)や、来日公演のスケジュール表など、作品やライブからは知ることのできなかったアルバムの表情、魅力を感じ取ることができる。また、ヒストリー・ウォール以外にも、彼らが演奏したギター(ケースを含め)などの楽器や獲得したトロフィー、さらにライブ告知をはじめとするポスターなど、英国にある彼らの所属事務所が特別提供してくれたアイテムがトータル200点以上も公開。ノエルとリアム、ギャラガー兄弟を中心にしたバンドの呼吸がダイレクトに伝わってくる、圧巻の構成になっている。

 本展にあわせ、作詞家・音楽プロデューサーであるいしわたり淳治氏が、彼らの楽曲の一部を再対訳。すでに動画サイトで公開されている「ホワットエヴァー」などをはじめ、アートワークとともにそれらを本展にて紹介している。時間が経過したからこそ伝わる感動、またギャラガー兄弟の人間臭さが伝わってくると同時に、現在を生きる人々にとっても何かしらのヒントになるような心にしみわたる言葉の数々がアートワークとともに紹介されている。

 さらに、会場内では、過去のフジロックや96年のネブワース公演など、伝説のパフォーマンス映像が公開されているブースや、今年のフジロックでもノエルが〈ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ〉名義でラストに披露し、壮大な一体感を生んだ95年リリースの2ndアルバム『モーニング・グローリー(原題: (What's the Story) Morning Glory?)』の収録曲である「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」にまつわるコーナーも設置。最後まで興奮と感動が押し寄せる構成だ。

 展示作品を堪能し終えると、会場限定のグッズが並ぶコーナーがあり、そこには河村氏による本展のキー・ビジュアルや新ロゴがプリントされたTシャツ、サッカー好きな彼らならではのパーカなどのアウター、ショルダーやトートバッグ、マグカップやビール・グラスから、バッジやステッカー、読みごたえ・見ごたえのあるパンフレットまで、日常づかいできるアイテムがずらりとラインナップ。これらグッズを一定金額購入すると、25年にロンドンとマンチェスターにて開催される今や超プレミアムとなっている再結成ライブのチケットが入手できるチャンスもあるので、多くを入手したい。

 充実の会場限定グッズを購入した後には、10年前に開催された『CHASING THE SUN: OASIS 1993 – 1997 #あなたにとってのオアシスとは』 展でも話題を呼んだデビュー・アルバム『オアシス (原題: Definitely Maybe) 』のアートワークだけでなく、「リヴ・フォーエヴァー」でリアムが腰掛けていた〈椅子〉を再現したフォト・ブースも登場。メンーの一員になった気分を楽しめるはずだ。

 時間を忘れて、楽曲だけでなくそこから伝わる彼らの真摯な人間性も伝わってくるはずの展覧会。デビュー当時からともに人生を歩んできた人はもちろん、活動休止後に彼らの魅力を知った世代にも、同様にオアシスの魅力、彼らが伝えているメッセージを感じ取ることができ、そしてより身近に感じるはずの展覧会。ここで生まれる熱意が、彼らのもとに届き、待望の来日公演が実現することを願うばかりだ。


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示




■『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』
oasis-liveforever.jp
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015