心の内側にある感情を、繊細に言葉を選びながらリリックに落とし込み、優しく歌い上げる東京を拠点に活動するラッパー兼現役保育士のTOYが、4枚目のEP『あそび』を11月8日(金)に配信リリース。
今作は国内屈指のフィンガードラマーである
KO-neyや、3rd EP『Liberty』で共作をしたB-HOPE、気鋭のMPCプレイヤーNICORINAなどがビートを提供しており、また、先行リリースされた「さんぽ」では、TOY自らもビートメイクに携わり、客演にはGroovyなサウンドと心に寄り添う温かいリリックでマルチな活躍を見せるラッパー・
Ittoを迎えています。豪華な面々と共に作り上げた今作は、普段子ども達と一緒にしている遊びの中からTOYが見出した人生観や価値観が詰め込まれた作品となっています。
TOYならではのワードチョイスや、温かみの中にどこか切なさや爽快感も感じさせる世界観をぜひ楽しんでほしいところです。
[コメント]保育園で子どもたちと一緒に泥団子を作っているときに、一生懸命作っていた泥団子が突然割れてしまったことがあったんです。そのとき、「これって人間関係とか音楽作りに似てるな」と思って、この曲を作りました。その時の自分は精神的にも辛い時期で、その中でもなんとか音楽に光を見出そうとしていて、「たとえうまくいかなくても、一人でも、諦めずに自分の持っている大切なもの(=泥団子)を磨き続けること」の大切さを表現しました。ビートを提供してくださったKO-neyさんのサウンドは、この曲の切実さや希望を表現するのにぴったりで、僕の言葉からそれに合うビートをあっという間に作り上げる様子はまるで魔法使いみたいだなと思いました。KO-neyさんからラップのディレクションもいただき、細部にまでこだわった最高の曲に仕上がりました。――TOY控えめな優しさと遊び心を併せ持った人柄ながら音楽には貪欲なTOYくん。うちのスタジオに突撃してきて、EPのコンセプトを雑談混じりに話しながらその場で「泥団子」のビートの原型を作ったのは良き記憶である。ノスタルジックで柔らかいけど体がバッチリ動くようなサウンドに仕上げたので、HIP HOPに馴染みが無い人も是非聴いて欲しい!――KO-ney