9月21日にデビュー40年を迎えた、
KONTA、
杏子、
いまみちともたか、
エンリケ、小沼俊明によるバンド“
バービーボーイズ”が、40周年を記念してYouTubeチャンネル「BARBEE BOYS 40th SonyMusic YouTube Channel」を開設。同YouTubeチャンネルには、オフィシャル動画として過去のミュージック・ビデオをまとめて公開するほか、40周年特設サイト「暗闇日砲デジタル」WEB版にてスタートしたYouTube動画「暗闇砲弾」などもまとめられています。
そして、12月25日(水)に復刻される1stアルバム『
1st OPTION』に続いて、2025年1月22日(水)に2ndアルバム『Freebee』が最新リマスターで復刻、CDとLPでの同時リリースが決定しています。
今回復刻となる『Freebee』は、1985年11月1日に
発売され、バービーボーイズが一気にシーンを席巻していった象徴的な作品。当時のバンドの勢いを詰め込んだように、デビュー・アルバム『1st OPTION』からわずか8ヵ月後にリリースされました。「負けるもんか」「チャンス到来」「マイティウーマン」「でも!?しょうがない」「ダメージ」をはじめ、ライヴでも多くのファンに支持された楽曲を満載した名盤となりました。
その後、バービーボーイズは1987年の「女ぎつね on the Run」でブレイク。オリコン週間ランキング8位を記録した「目を閉じておいでよ」をはじめ、80年代中心に人気を博すと、80年代後半から90年代初頭にかけては、常に異彩を放ちながらシーンを駆け抜けていきました。
KONTAと杏子の男女ツイン・ヴォーカルを擁するロック・バンドという個性的な編成をはじめ、疾走感あふれるクールなバンド・サウンドと刺激的でキャッチーなメロディとの絶妙なバランス、時にエロティックなメタファーを絡ませた挑発的な歌詞、40年経っている今だからこそ、シンセやキーボードに頼らず、ほぼギターだけで驚異的なサウンドメイキングを見せつけた、いまみちのサウンドメイカーとしてのポテンシャルと、バブル以前の普通の男女の憂いを切り取るコピーライティングなど、唯一無二の評価が得られる要素にあふれていました。パンク / ニューウェイヴの実験的なエッセンスを、そのままお茶の間でも通用するポップとしてやってのけるしなやかなエンタテインメント性など、意外性の連続だったといえます。
過去にも現在にもない既視感のなさが新鮮かつ孤高で、周囲のあらゆるものに対して同居を望まない距離感を保ちながら、時代のちょっとだけ先をめがけていた……聴き手の“意思”を常に問うかのような“ただならぬバンド”として長く愛され、幾度となく再結集を繰り返し、現在に至ります。
復刻リリースとなる『Freebee』は、メンバー立ち会いによるリマスターとして、新たな響きを纏ってCDとLPで届けられます。依然としてメンバーからのコメントは一切ありませんが、この復刻がデビュー40周年、そして、2025年への期待を抱かせることは間違いないところです。
なお、毎月更新される40周年特設サイト「暗闇日砲デジタル」WEB版の最新版が、11月8日(金)に更新されています。少しずつ見えつつある40周年イヤーを見逃さないためにも、要チェックです。