20世紀初頭に書かれた、イタリア・フィレンツェを舞台にしたオペラ『フィレンツェの悲劇』と『ジャンニ・スキッキ』が、2025年2月2日(日)から2月8日(土)まで、東京・新国立劇場 オペラパレスで2本立てで上演されます。上演時には、どちらの作品にも日本語および英語の字幕が付きます。
『フィレンツェの悲劇』は
オスカー・ワイルドの戯曲を原作に、耽美的な音楽で知られる後期ロマン派の作曲家
ツェムリンスキーが作曲した、夫婦と妻の愛人が繰り広げる倒錯的顛末の前衛作。もう一方の『ジャンニ・スキッキ』は、遺産相続をめぐる騒動と若いカップルの恋を描いた
プッチーニの喜劇。ラウレッタのアリア「私のお父さん」はテレビCMなどでもおなじみの人気曲です。
『フィレンツェの悲劇』のキャストには、艶やかな声と深い表現力で圧倒的人気を誇るバリトンのスター、トーマス・ヨハネス・マイヤーと、強靭で輝かしい声を誇るテノール歌手デヴィッド・ポメロイ、輝かしく強い声と繊細な表現でブリュンヒルデ歌いとして躍進中のソプラノ、ナンシー・ヴァイスバッハという顔合わせ。『ジャンニ・スキッキ』のタイトルロールにはイタリアの実力派バリトンの
ピエトロ・スパニョーリが登場します。指揮は2019年の初演時にも担当した
沼尻竜典です。
チケットは12月7日から販売中。詳細は新国立劇場のウェブサイトをご覧ください。
写真:新国立劇場「フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ」より
撮影:堀田力丸