2025年1月4日(土)、5日(日)に幕張メッセで開催される〈rockin’on sonic〉にて、4日のヘッドライナーを務めることも発表されたブリットポップ・シーンのレジェンド・バンド、パルプ(Pulp)が、名門「ラフ・トレード・レコード」との契約を発表しました。
1978年に
ジャーヴィス・コッカーが、シェフィールドで経済学のクラスを受けていた最中に結成したバンド、パルプは1994年に1stアルバム『
His ‘n’ Hers』をリリースするとUKチャートトップ10入りを果たしました。このアルバムに収録されている「Babies」や「Do You Remember The First TIme?」は彼らの代表曲として数えられており、「Babies」は『The Sisters EP』で再発された際にはUKチャートトップ20入りも。マーキュリー・プライズを惜しくも一票差で逃してしまったものの、ライヴでは大合唱必須の人気曲を多数収録する名盤の一つとして知られています。
また、その翌年にリリースした、バンドを代表するシングル「Common People」がUKチャート2位を記録。その曲を収録したアルバム『
Different Class』でついに全英1位を獲得し、10日間でプラチナム・セールスを達成、イギリスだけで120万枚のセールスを記録しました。「Common People」は、ブリット・アワード4部門、NMEアウォーズ 6部門にもノミネートされ、アイヴァー・ノヴェロ賞とマーキュリー・プライズを獲得するなど、当時社会現象とまでなっていたブリットポップ・シーンを代表するバンドへと上り詰めるきっかけとなりました。
パルプはしばらく活動休止していましたが、2022年10月に世界中が待ち望んだ復活を遂げ、2023年から世界中でライヴを再開。今回の契約発表にあわせて、「Rough Tradeは30年以上もパルプのマネージメントをしてくれたので、ついにそのレーベルと契約できてとても嬉しい。We did it!」とコメントを寄せています。
なお、パルプは実に27年ぶりの来日となる〈rockin’on sonic〉でヘッドライナーを務めたのち、1月6日(月)には大阪・Zepp Osaka Baysideで単独公演も開催。ブリットポップの伝説ともいうべきバンドの貴重なステージをお見逃しなく。
© Lauren Krohn