歌唱力という物差しでは計り切れない深く、青く、鋭く、儚いが群れず、逸した表現で、誰しもが超内気に抱える漠然とした不安を、行き場も答えもない意味不明の焦燥を、ただただ、圧倒的等身大で歌う大原きらりによるソロ・プロジェクト“
mzsrz”(ミズシラズ)。
1月10日からオンエアスタートとなり、TVerでは、ドラマランキング3位、デイリーランキングでも4位に入るなど、早くも人気を博しているテレビ東京のドラマ24『家政婦クロミは腐った家族を許さない』のエンディング・テーマ「偽証のガベル」を1月22日(水)にリリースしました。
ラウド・シーンにおけるデジタル・ロックのパイオニアであり、
安室奈美恵の楽曲や
ディプロのリミックスなども手掛けてきた“
sfpr”のFZが作曲 / プロデュースを務めた本作は、ダークで硬質なバンドサウンドと、明暗 / 動静 / 剛柔などの二面性の落差激しい情緒不安定な歌声がせめぎ合うスリリングな楽曲。特に、パワフルな歌声が感極まる「たとえ、恨んでいたんだとしても 消せない闇があっても」という鬼気迫るサビの節は必聴です。
mzsrz(大原きらり)本人が初めて作詞に挑戦したリリックは、自分以外の大勢にとっては正でないことでも、自分(と、その手が届く仲間や家族)だけにとっては正であることを貫く「自分勝手な覚悟」でしか変えられない世界の側面と、その残酷な、でも、仄かな絶望と希望の間が描かれています。同時に公開されたリリック・ビデオには、ドラマで流れるワンコーラスの先にある、まさに、一縷の希望が表現されています。
ドラマは、夫婦の限界を描いたヒット作『極限夫婦』の作者きづきあきら+サトウナンキが現在連載中の電子漫画を原作とした戦慄のファミリー・パニックホラー。あらゆる手段を使って“理想の家族”を追い求める主人公、家政婦・黒見白華を、テレ東連ドラ初単独主演の
関水渚が演じています。好評の第1話、そして第2話はTVerで無料見逃し配信中。
月に一度、下北沢で行われている、mzsrz主催のライヴ・イベント〈水底現在地〉も要チェック。3月8日(土)に行われるvol.13は、
安斉かれんと
おやすみホログラムとの注目のスリーマンとなっており、全員がバンドセットでの出演となります。mzsrzも、今作のプロデューサー、FZをギタリストに迎えたバンドを背負い、「偽証のガベル」を歌唱する予定です。