昨年3月にリリースされたアルバム『Nautilus』が10万枚のセールスを記録し、バンド史上最大規模全国15会場33公演、約35万人を動員したアリーナ・ツアー〈深海〉も成功に納めたSEKAI NO OWARI。デビュー15周年を迎える、アニーバーサリーイヤーのスタートとなる新曲「琥珀」が、3月20日(木・祝)に全国公開される映画『少年と犬』の主題歌に起用される事が決定しました。
主題歌を制作するあたって、オファーを受けた際、ヴォーカルのFukaseの頭には一つの曲が想い浮かんでいました。それは、SEKAI NO OWARIの活動以前からFukaseの友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎がFukaseに聴かせていた楽曲。その後、千葉龍太郎は事故で他界。SEKAI NO OWARIは、Fukaseの友人が残したそのメロディに新たなメロディを加えて、歌詞を書き、「琥珀」を完成させました。
学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を観ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。 ――高橋文哉
SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。 ――西野七瀬