東京・吉祥寺を中心に活動する4人組ロック・バンド“
グソクムズ”が、メジャー1stアルバム・リリースから1年後の4月2日(水)に新曲「春の歌」を配信リリースします。
こちらは3月24日に最終回を迎えた、ヴォーカル・たなかえいぞをがパーソナリティを務めたレギュラー番組『TOKAI RADIO MUSIC PROGRAM SESSIONS 929』内で告知解禁されたもの。番組内ではいち早く楽曲がオンエアされました。
「春の歌」はタイトルの通り、暖かくなってきたこの季節に移ろう街や景色の流れを描いた楽曲。作詞・作曲はベースの堀部祐介が担当し、アップ・テンポで陽気なメロディとヴォーカル・たなかえいぞをの優しい声が春らしさを印象付け、外に出て散歩しながら聴きたくなるようなこの季節にぴったりの一曲に仕上がっています。
また、リリースに先立ち、グソクムズの公式SNSでは新しいアーティスト写真も公開。撮影は前回に引き続きフォトグラファーの小財美香子が担当し、こちらも春らしさが印象的な自然体のメンバーを切り取った写真となっています。
さらに、2025年秋に4thアルバムをリリースすることも発表。収録曲を含むアルバム詳細は今後解禁されていくということなので、是非チェックしてほしいところです。
4月には京都、5月には名古屋での主催ツーマン・ライヴと、東京・恵比寿LIQUIDROOMでのツーマン公演を控えるグソクムズ。新しい季節の始まりを感じさせる「春の歌」と共に、全国各地のライヴ会場でも是非目撃してください。
[コメント]かつて埼玉の入間という街に住んでいた僕は、市役所に向かうべく電車に乗っていた。
土曜日の人の少ない電車で、僕は車窓から街を見ていた。
目的の駅に到着する直前、長く緩やかな坂が見えた。
坂道に沿って並ぶ欅が、春風に合わせて揺れている。
暖かな日差しに照らされて、葉の一枚一枚が光っているようだった。
制服姿の女子高生が、自転車で坂道を登ってゆく。
ラケットを背負ったその背中が、とても眩しく見えた。
街が俄かに春めく、ある午後のことだった。
春の日差しに照らされながら坂道を登る自転車が妙に爽やかで、形に残しておこうと思って書きました。
素敵な春のお出かけのお供に、是非お聴きください。――堀部祐介