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ハナフサマユ、地元・大阪凱旋公演で東名阪ツアー&2マン・ツアーを完走 『色彩』全曲含む20曲を熱演

ハナフサマユ(花房真優)   2025/04/28 12:20掲載
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ハナフサマユ、地元・大阪凱旋公演で東名阪ツアー&2マン・ツアーを完走 『色彩』全曲含む20曲を熱演
 10月には待望の4thアルバム『色彩』をリリースし、リリース直後から“東名阪リリース・ツアー”と“2マン・ライヴ・ツアー”の2本立てツアーをスタートさせていた大阪拠点のシンガー・ソングライター、ハナフサマユが、その締めくくりとなるファイナル公演を4月25日に地元大阪のなんばHatchにて開催。

 『色彩』収録の全曲を披露したほか、弾き語りも交えた全20曲を熱演し、東名阪ツアー&2マン・ツアーを無事に完走・完結させた凱旋ワンマン公演の模様を伝えるレポートが公開されています。

[ライヴ・レポート]
 大阪を拠点に、関西在阪テレビ局の数々の番組タイアップや地域行政事業、大阪土産として人気のお菓子“たこパティエ”のアンバサダーなどの企業タイアップを務め、存在感と注目度を増しているシンガーソングライターのハナフサマユ。関西圏だけでなく、コロナ禍以降は関東圏や東海圏でも精力的なライブを展開している。昨秋10月には待望の4th ALBUM『色彩』をリリースし、リリース直後から“東名阪リリースツアー”と“2マンライブツアー”の2本立てツアーをスタートさせていた。ツアーとしては初の福岡公演や島根公演も組み込み、2本立てツアーというロングスパンでの開催も、いよいよ4月25日(金)に地元大阪のなんばHatchにてツアーファイナルとなる凱旋ワンマン公演が開催された。

 地元公演という事もあり、開演前からアットホームで柔らかな雰囲気が漂うなんばHatch。定刻を少し過ぎた頃、SEが会場に流れるとハナフサマユとバンドメンバーがステージ上に姿を現した。その直後、ピアノの美しいく柔らかな旋律が流れ、4th ALBUM『色彩』のリードトラックである「エリンジウム」からライブがスタートする。そして、「彩りキャンバス」「October」とCD収録曲順に間髪入れずに披露していく。新譜リリースから約半年が経過したが、本日がロングツアーのファイナル公演である事を改めて実感させてくれるセットリストである。3曲を披露し、本日初めてのMCが入ると満面の笑みで「皆さん!元気ですか〜!」とご挨拶。このテンションに呼応して客席も一斉に立ち上がり、ボルテージが急上昇する中で披露したのはアップテンポな一曲「メリーゴーランド」。このブロックでは「トリコ」「Who am I」「ハコニワ」「憂さ晴らし」と、新旧の楽曲を織り交ぜながら巧みなステージングを楽しませてくれた。表情が違う一つ一つの楽曲をしっかりとはめ込んでいくハナフサマユの表現力の高さにも脱帽である。

 その後は一度バンドがステージからはけると、ハナフサマユの一人舞台となる弾き語りコーナーがスタートする。この弾き語りコーナーが圧巻であった。「話をしようよ」「あいたい」「靴ずれ」とアコギ一本で3曲を披露したのだが、楽曲を披露する際のMCの一つ一つにしっかりとした物語とメッセージ性があり、グッと心を掴まれて楽曲の世界観に誘っていく。まるでライブ朗読劇を鑑賞しているかのようであった。

 弾き語りコーナーの後は再度バンドを呼び込むと、ライブ後半戦がスタートする。「たこパティエの歌」「プリムラ」とアップテンポでハイテンションな楽曲は、先程までの弾き語りから一転して観客も総立ち。「Be Free」では全員でタオルを高々と掲げて振り回し、会場の一体感も凄まじいものがあった。

 ここまで14曲を披露し、ライブもいよいよ終盤戦に突入していく。ここでバイオリンの音色が映える「春と門出」「感謝の手紙」「アステリズム」を披露する。透き通るハナフサマユの声と歌詞の一つ一つの言葉がバイオリンの音色と共にストレートに心に沁みわたってくる。そして「星が降る度に」では客席全員で手を左右に振りながら大合唱が巻き起こり、本編ラストを飾った。

 まだまだ熱気溢れる会場には、必然的にアンコールの声が響き渡る。再びバンドメンバーと共に姿を現すと、心からの感謝の意を伝え、「Darling I love you」「栄光に向かって」の2曲を披露した。ステージ上で「今日は本当にありがとうー!」とギターを掲げて歓喜の雄たけびを上げる姿は、ツアーファイナルを無事に迎えられた事への充実感、満足感、安堵感、そして支えてくれる多くのファンへの感謝の思いが凝縮され、体全身で感情を爆発させた姿が印象的であった。2時間を超える公演は4th ALBUM『色彩』に収録された全12曲を惜しげもなく全て披露し、今回のツアータイトルにもある“彩り”という言葉に相応しい、カラフルで鮮やかなパフォーマンスをステージ上で描き上げた。新旧楽曲含めた、その美しく彩り豊かな楽曲とパフォーマンス力は、シンガーソングライターとしてのポテンシャルの高さを確信させ、今後の更なる飛躍を期待せずにはいられない公演であった!


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カメラマン:maco hayashi

ハナフサマユ セットリスト
2025年4月25日(金)
大阪 なんばHatch

M01. エリンジウム
M02. 彩りキャンバス
M03. October
M04. メリーゴーランド
M05. トリコ
M06. Who am I
M07. ハコニワ
M08. 憂さ晴らし
M09. 話をしようよ(※弾き語り)
M10. あいたい(※弾き語り)
M11. 靴ずれ(※弾き語り)
M12. たこパティエの歌
M13. プリムラ
M14. Be Free
M15. 春と門出
M16. 感謝の手紙
M17. アステリズム
M18. 星が降る度に
EN01. Darling I love you
EN02. 栄光に向かって
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