昨年、BS朝日のテレビ番組から始まり、コンサートとして開催され、盛況のうちに幕を閉じた〈ニッポン・シャンソン・フェスティバル 2024〉が、〈ニッポン・シャンソン・フェスティバル2025〜大人のためのシャンソンティックな歌たち〜〉として12月3日(水)に東京・有楽町よみうりホールで2025年も開催されることが決定しました。
今回発表された出演者は4名。まずは、シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をスタートし、今も第一線で活躍するシャンソン歌手・
クミコ。クミコは昨年シャンソン歌手として初めて岩谷時子賞 特別賞を授賞。2022年にプロ活動40周年、さらに昨年9月に古希を迎え、ますます精力的に活動を続けています。
続いて、昨年の『ニッポン・シャンソン』(テレビ番組)にてテレビ初歌唱を果たした、女優・写真家の
松田美由紀。
バルバラ作詞・作曲の「黒い鷲」を歌う場面では、“黒い鷲”と夫の
松田優作(享年40歳)のイメージを重ね涙を浮かべながら情感たっぷりに歌いあげる姿が感動を呼びました。“シャンソンは一曲一曲が小さな物語”という松田が今年はどんな物語を魅せるのか、期待が高まります。
さらに今年は、歌唱力の高さで歌謡界をけん引する若手歌手の一人であり、レーシングドライバーとしても活躍する
中澤卓也が参加。中澤がシャンソンを触れるのは今回が初とのこと。今年10月で30歳となる中澤が歌う、年齢と経験を重ねた今だからこそ表現できる“大人のためのシャンソン”に注目です。
4人目は、フランス人を祖父に持ち、幼い頃からシャンソンに慣れ親しんでいた料理愛好家の
平野レミ。平野は今年から包丁をマイクに持ち変えて、歌のステージの機会が増えているところ。今年3月には、シャンソンライヴ・ハウス「蛙たち」の60周年記念公演にゲスト出演し話題を呼びました。平野はクミコと同じく、銀座「銀巴里」に出演していた時期があり、クミコと深い親交も。「銀巴里」は1990年に閉店しており、35年以上ぶりにクミコと共演となります。
以上、4名の豪華アーティストたちが、スペシャルバンドの生演奏でシャンソンの名曲を歌い上げる一夜。日本で独自に進化し、誰もが知る名曲揃いのニッポン・シャンソン。今も愛されるシャンソンの魅力をたっぷりお届けします。今回は副題に「シャンソンティックな歌たち」とあるように、“シャンソンのような、情感豊かな人生の深みを感じられるような楽曲”とテーマを広げての開催。コンサートでしか見ることのできない、スペシャルコラボも実施予定です。
なお、チケットの先行販売は、チケットぴあにて7月1日(火)10:00より受付開始(7月20日[日]23:59まで)。一般発売は7月26日(土)12:00より、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、チケットサンライズにて開始されます。
[コメント]今年もまた「ニッポン・シャンソン・フェスティバル」を開けることになりました。
昨年に引き続きご出演いただく松田美由紀さん、シャンソンデビューの中澤卓也さん、「銀巴里」の先輩でもある平野レミさんという、もしかしてかなり最強で個性的な皆さまと、シャンソンを知らなくても楽しめるコンサートを目指します。
どうぞお楽しみに。――クミコ今年もまた「ニッポン・シャンソン・フェスティバル」を開けることになりました。
シャンソンは一曲一曲が小さな物語。ドラマの世界に浸るように、心で旅する時間をお楽しみいただけたら嬉しいです。――松田美由紀シャンソンというジャンルに初めて触れさせてもらう機会を頂戴して、とてもワクワクしています。今回の経験が今後の歌手としての歩みにつなげられるように、楽しみながら沢山の事を学びたいと思っています。――中澤卓也料理愛好家の印象が強いと思いますが、元々はシャンソン歌手。
料理も歌も、「好きなことを表現できること」「周りの人を喜ばせることができること」が共通していると思います。
メロディーラインの美しいシャンソンは曲によっていろんな人間を演じられるし、自分を表現することで、幸せな気持ちにもなれます。
コンサートで、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。 ――平野レミ