好評発売中のCDジャーナルムック･シリーズに新刊が登場！ブルーノート、プレスティッジ、インパルス、アトランティック、サヴォイ、ヴァーヴ……。1950〜60年代、世界に広がるジャズ・レコードの創造を支えた重要人物であり、不世出のレコーディング・エンジニアとして知られるルディ・ヴァン・ゲルダー。彼が関わった数々の音源を追うことでそこに見えてくるメインストリーム・ジャズの太い鉱脈を追い、現代にまで続く多産な成果から101＋2のディスクを厳選しご紹介するムック『ヴァン・ゲルダー決定盤101』が本日11月9日に発売されます。

　本書ではジャズ評論家の相倉久人氏・平岡正明氏による対談に小川隆夫、村井康司、大木俊之助らによるコラムとヴァン・ゲルダーが関わったディスクから合計103のタイトルを厳選し、レビューとともに掲載しています。

　ジャズ・ファンの、深夜にまで及ぶ尽きぬ討論の中で話題にあがる「なぜ、同じエンジニアなのにレーベルによって音が違うんだ？」との疑問にひとすじの光明が差すと言っても過言ではない、ジャズ・サウンドの謎に迫ります。また、それと同時にブルーノート以外にも多種多様なレーベルで現在まで仕事を続けるヴァン・ゲルダーだからこそ見えてくる、モダン・ジャズ以降のジャズ史／名盤のガイドブックとしても活用できるジャズへの愛にあふれた一冊となりました。