2007/01/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
今回も「ジャズ新譜通信」として、今後発売されるジャズおよびフュージョンの新作を数点ずつご紹介いたします! 今回は1月24日発売の新作までをご紹介。なお、曲目などは各ディスクのリンク先をご覧ください。
≪1月10日≫
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ホリー・コールカナダの人気シンガー、ホリー・コールの久しぶりの新作
『シャレード』(TOCP-70180 \2,500(税込)/1月10日発売/写真)は、ビッグバンドと共演したジャズ作品。
グレッグ・コーエンを共同プロデューサーに迎え、「シャレード」「風のささやき」「イッツ・オール・ライト・ウイズ・ミー」「ユーアー・マイ・スリル」などのスタンダード・ソングを中心に取りあげています。ホリーは2007年1月14〜20日にブルーノート東京にて来日コンサートを行ないますが、その来日記念盤でもあります。
≪1月17日≫
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岡安芳明岡安芳明(g)の久々のリーダー作
『ノー・リグレッツ』(MYCJ-30408 \3,000(税込))が1月17日に発売。
香川裕史(b)、
高橋幹夫(ds)とのレギュラー・トリオを軸に、ピアノ、ホーン、パーカッションが随所で起用されています。書き下ろし新曲を含む全10曲でストレート・アヘッドなプレイを展開しています。
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ジョン・パティトゥッチコンテンポラリー・ジャズ界を代表するベーシスト、ジョン・パティトゥッチの新作
『ライン・バイ・ライン』(UCCM-2005 \2,548(税込))が1月17日に発売。
アダム・ロジャース(g)、
ブライアン・ブレイド(ds)の強力トリオに
クリス・ポッター(sax)をゲストに迎えています。ジョンの自作曲を中心に収録、6弦エレクトリックとアップライトの両ベースを駆使した超絶技を披露しています。
≪1月24日≫
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エリック・レニーニ昨年、12年ぶりのリーダー作が話題を呼んだベルギーのピアニスト、エリック・レニーニの新作
『ビッグ・ブーガルー』(VACB-1007 \2,625(税込))が1月24日に日本先行で発売。ピアノ・トリオ中心の編成で、アルト・サックスとトランペットがゲストで参加。「プリーチャー」「ソウル・ブラザー」などファンキーな曲をメインにして、ソウルフル&ファンキーなジャズを展開しています。
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ルーサー・ヴァンドロス2005年に急逝したルーサー・ヴァンドロス(vo)へのオマージュ作品
『スーパースター〜ルーサー・ヴァンドロス・トリビュート』(VACJ-1012 \2,625(税込))が1月24日に発売されます。バド・ハーナー&レックス・ライトアウトのプロデュースのもと、
パティ・オースティン(vo)、
ウィル・ダウニング(vo)、
カーク・ウェイラム(sax)などスムース・ジャズのスターたちが集結。ヴァンドロスの代表曲はもちろん、大ヒットした客演ナンバーまでがカヴァーされています。
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ニューヨーク・トリオビル・チャーラップ(p)率いる人気ピアノ・トリオ、ニューヨーク・トリオの通算6枚目
『君はすてき』(TKCV-35384 \2,800(税込))はリチャード・ロジャース作品集。この
ジェイ・レオンハート(b)、
ビル・スチュワート(ds)とのトリオの前作は
コール・ポーター作品集で、ソングブック集としてはこれで3枚目となります。タイトル曲のほか、「ザウ・スウェル」「時さえ忘れて」「ミス・ジョーンズに会ったかい?」など全10曲を収録。大半がリチャード・ロジャースと作詞家のロレンツ・ハートのコンビによる名曲です。格調が高いエレガントなピアノ・トリオ作品となっています。