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クラシック新譜通信〜ピエール=ロラン・エマール、高田直子、LYNXほか

2007/01/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 「クラシック新譜通信」として、今後発売されるクラシックの新作を数点ずつご紹介いたします! 今回は1月中に発売される新作をご紹介。なお、曲目などは各ディスクのリンク先をご覧ください。

≪1月24日≫
マルク・ミンコフスキ
マルク・ミンコフスキは、古楽だけでなく、オッフェンバックも得意とし、これまでに『天国と地獄』や『美しきエレーヌ』などのオペレッタに取り組んできました。そんな彼が『オッフェンバック・ロマンティーク』(UCCA-1071 \3,059(税込)/2007年1月24日発売)を録音。オペレッタの序曲だけでなく、チェロ奏者であったオッフェンバックの残したチェロ協奏曲も収めています。

エリーナ・ガランチャ
ラトヴィア出身の新進メゾ・ソプラノ、エリーナ・ガランチャがドイツ・グラモフォンからデビューします。1976年リガ生まれ。2003年からウィーン国立歌劇場で活躍し、最近はザルツブルク音楽祭にも出演しています。アルバム『アリア・カンティレーナ』(UCCG-1344 \3,059(税込)/2007年1月24日発売)では、『ウェルテル』『チェネレントラ』『アルジェのイタリア女』『ばらの騎士』や「ブラジル風バッハ第5番」などから幅広く歌われています。共演はルイジ&ドレスデン国立管。

アンドレア・ボチェッリ
近年は、オペラへの進出が顕著なアンドレア・ボチェッリが、今度は『レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」』(UCCD-1180 \3,059(税込)/2007年1月24日発売)に挑戦。シチリア島カターニャのベッリーニ大劇場での録音です。

ベルトラン・ド・ビリー
2007年2月に来日するベルトラン・ド・ビリー&ウィーン放送響が、来日記念盤として日本公演の演目の一つである『ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」』(BVCO-37438 \2,100(税込))を2007年1月24日に発表します。フランス出身のド・ビリーは、バルセロナのリセウ大劇場の首席指揮者を経て、2002年からウィーン放送響の首席指揮者を務めています。

ピエール=ロラン・エマール
古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るピアニスト、ピエール=ロラン・エマールが、初めてのシューマン・アルバム『シューマン:謝肉祭、交響的練習曲』(WPCS-12010 \2,520(税込)・写真)を1月24日に発表します。2006年5月、ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ録音です。

イルジー・ビェロフラーヴェク
現在はイギリスのBBC響の首席指揮者を務めるチェコの巨匠イルジー・ビェロフラーヴェクが手兵とともに祖国の大作曲家を取り上げた『ドヴォルザーク:交響曲第5番・第6番、英雄の歌 他』(WPCS-12011〜2 \3,990(税込))は1月24日発売。中期の交響曲第5、6番はあまり演奏されていませんが、その旋律の魅力は後期の交響曲と比べても遜色がありません。

外山啓介
女性ピアニストの活躍が話題の昨今ですが、ついに男性の大型新人ピアニストがデビューします。外山啓介は、84年札幌生まれ。東京芸大在学中に日本音楽コンクールで第1位を獲得した逸材で、ルックスもなかなかのものです。デビュー・アルバムは、ショパンの「英雄ポロネーズ」などを収めた『CHOPIN:HEROIC』(AVCL-25132 \3,000(税込)/1月24日発売)。

LYNX
東京芸大で学んだ4人の女性フルーティスト(佐藤麻美、小池智子、郡律子、松崎麻衣子)によるフルート四重奏団〈LYNX〉が、オノ・セイゲンをプロデューサーに迎え、フルート界の重鎮パウル・マイゼンを音楽監督として、アルバム『flute』(OMCA-1060 \3,000(税込)/1月24日発売)を録音。「モルダウ」や「ボレロ」などを収めています。

マリオ・ブルネロ
イタリアの人気チェリスト、マリオ・ブルネロが『無伴奏チェロ&…』(VICC-60556 \3,045(税込))と『ルクー:チェロ・ソナタ、シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ』(VICC-60557 \3,045(税込))の2枚のアルバムを1月24日に発表します。前者には盟友ソッリマ作曲の「ロトンド協奏曲」やスカルソープの「レクイエム」などの現代曲を、後者はピアノのアンドレア・ルケシーニとの二重奏を収めています。

アンゲリカ・キルヒシュラーガー
現代最高のメゾ・ソプラノの一人、アンゲリカ・キルヒシュラーガーがヘンデルに挑戦。アルバム『ヘンデル:アリア』(SICC-547 \2,520(税込)/1月24日発売)では、『アリオダンテ』『ジュリアス・シーザー』『クレタ島のアリアンナ』の3つのオペラのアリアを歌います。バロック・オペラ特有の華やかな超絶技巧が堪能できることでしょう。

高田直子
ロサンゼルス在住のマリンバ奏者、高田直子がデビュー・アルバム『トッカータとフーガ〜マリンバ・ミーツ・クラシック』(VICC-60554 \3,045(税込))を1月24日に発表します。「トルコ行進曲」や「パッヘルベルのカノン」などのクラシックの名曲をマリンバで奏でた作品。多重録音による一人でのアンサンブルも含みます。

≪1月27日≫
ズービン・メータ
2007年の幕開けを飾ったウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの指揮者は、ズービン・メータ。90年、95年、98年に続く、4度目のニューイヤー・コンサート登場となりました。ウィーン音楽大学で学んだだけに、メータにとってウィーンは第二の故郷といえます。『ニューイヤー・コンサート2007』(UCCG-1342〜3 \3,000(税込))は早くも2007年1月27日にリリースされます。

≪1月31日≫
ヴェッセリーナ・カサロヴァ
今をときめくメゾ・ソプラノ、ヴェッセリーナ・カサロヴァが主役(シンデレラ)を歌った『ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」』(BVCC-34154〜5 \5,250(税込))が1月31日に発売されます。シラグーサやデ・シモーネなどのロッシーニ歌手も参加。演奏はリッツィ&ミュンヘン放送管。2005年11月、ミュンヘンでの演奏会形式上演のライヴ録音です。
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