『荒野の用心棒』(1964年)や『夕陽のガンマン』(65年)など、マカロニ・ウェスタンを中心に数々の映画音楽を手掛けてきた巨匠、エンニオ・モリコーネのトリビュート・アルバムがリリースに。『We All Love Ennio Morricone』(写真)というタイトルのこの作品、米国では2月20日、その他海外でも2月27日に発売予定となっています。
注目されるのがその豪華な参加アーティスト。セリーヌ・ディオンやクインシー・ジョーンズ、“ボス”ことブルース・スプリングスティーン、ロジャー・ウォーターズやヨーヨー・マ、葉加瀬太郎らに加え、メタリカまでが登場。その多くが、この作品のためだけにモリコーネ・ナンバーを新たにレコーディングしたとのことです。また、モリコーネ自身も「ガブリエルのオーボエ」「トロピカル変奏曲」「ニュー・シネマ・パラダイス」を新たに構築したヴァージョンを提供しています。なお、メタリカがカヴァーしたヴァージョンの「Ecstasy of Gold」は、現在彼らの公式HPで試聴が可能。ライヴのオープニング・テーマとしてメタリカ・ファンにはお馴染みのこの曲が、どのように料理されているのか、興味のある方はチェックを。
●『We All Love Ennio Morricone』収録曲 01. I Knew I Loved You (セリーヌ・ディオン) 02. The Good, The Bad and The Ugly (クインシー・ジョーンズ feat. ハービー・ハンコック) 03. Once Upon a Time in the West (ブルース・スプリングスティーン) 04. Conradiana (アンドレア・ボッチェリ) 05. The Ecstasy of Gold (メタリカ) 06. Malena (ヨーヨー・マ) 07. Come Sail Away (ルネ・フレミング) 08. Gabriel's Oboe (エンニオ・モリコーネ) 09. Conmigo (ダニエラ・メルクリ feat. エウミール・デオダート ) 10. La Luz Prodigiosa (ドゥルス・ポンテス) 11. Love Affair (クリス・ボッティ) 12. Je Changerais d'Avis (ヴァネッサ&ジ・オーズ) 13. Lost Boys Calling (ロジャー・ウォーターズ) 14. The Tropical Variation(エンニオ・モリコーネ) 15. Could Heaven (デニス・グレイヴス) 16. Addio Monti (葉加瀬太郎) 17. Cinema Paradiso(エンニオ・モリコーネ)