2007/03/13掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
フランスのテクノ・ユニット、
ダフト・パンクの2人(トーマ・バンガルテル、ギ=マニュエル・ドゥ・オメン)が念願の長編映画監督デビューを果たした、初の監督作品『ダフト・パンク エレクトロマ(DAFT PUNK'S ELECTROMA)』が、4月28日(土)より、シネマライズ、テアトル梅田他にて公開されます。
映画は、人間になることを夢見て旅に出るロボット2体の物語をベースに、音と映像のサイケデリックな旅が繰り広げられるロード・ムービー。映像と音楽のみで描いた“目の音楽”とでも呼ぶべき内容で、彼ら曰く“『イージー・ライダー』と『2001年 宇宙の旅』を混在させたような作品”とのこと。すでに2006年カンヌ国際映画祭に出品されて話題を集めていただけに、ファン待望の公開と言えます。“今、僕たちは自由な発想によって「映画」で実験を試みている。10年以上も前から「音楽」でそれを行なってきたように”と、彼ら自身が語る意欲作となっていますので、ダフト・パンク好きならチェックのほどを!
●『ダフト・パンク エレクトロマ(DAFT PUNK'S ELECTROMA)』
≪ストーリー≫
荒涼とした砂漠を疾走する1台のクルマが田舎町に滑り込む。眩しく光るヘルメットを被り平穏な日常を送る町の住人たちは、同じ風貌の彼らのことを特に気にする様子もない。だが彼らはそんな平凡で幸福な光景に背を向け、そこを去ると“いつか人間に”という切実な想いを叶えるべく、最先端の機器と科学者に身を委ねる。果たして人間になり、念願の“顔”を手に入れられるのか。そして、彼らがヘルメットを脱ぐ時が来るのだろうか!エディ・スリマンがデザインしたディオール オムのレザージャケットに身を包み、ナンバープレートは“HUMAN”のフェラーリ412に乗り込むロボット2体の壮大な旅が今、始まる!
・監督:ダフト・パンク(トーマ・バンガルテル、ギ=マニュエル)
・音楽:
トッド・ラングレン+
ブライアン・イーノ+
カーティス・メイフィールド他
2006年/イギリス映画/1時間14分/35mm/カラー/アメリカンビスタ/ドルビーSRD DTS