2007/08/23掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
『パリ・テキサス』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』などの作品で、日本でも老若男女問わず幅広い人気を誇る映画監督
ヴィム・ヴェンダースの関連DVDが2タイトル発売されます。
きたる9月7日にリリースされる作品が
『ヴィム・ヴェンダースPRESENTS レディオ・オン』(TMSS-062 \3,990(税込))。ロード・ムービーの旗手ヴェンダースが、チェコ・アニメの巨匠
ヤン・シュヴァンクマイエルの作品を手がけていることで知られる
キース・グリフィスとともに製作、監督/脚本はクリストファー・ペティットが行なったという1980年の作品。日本では82年に劇場公開され、ヴェンダース・フリークからパッケージ化を熱望されていたタイトルです。またこの作品は
デヴィッド・ボウイ、
クラフトワーク、
DEVO、
イアン・デューリーといった超豪華アーティストが楽曲を提供、スティングも出演しているという音楽ファンにとっても見逃すことのできない作品。工場勤務のかたわらラジオDJを務める主人公が、自殺した兄を死に追いやった原因を探そうとロンドンからブリストルまで旅をするというストーリーがこれらアーティストの楽曲とともにヴェンダースの世界観の中で紡がれます。
そして続く10月5日には
『ヴィム・ヴェンダース presents Rain』(TMSS-064 \3,990(税込))が登場。こちらは
『ランド・オブ・プレンティ』の脚本で知られる
マイケル・メレディスの監督作品。彼の才能を見出したヴェンダースがバックアップしたという作品。19世紀末の作家チェーホフによるいくつかの短編を基に、人々が苦悩を乗り越えていく様を描いた群像劇です。
『刑事コロンボ』の
ピーター・フォークや
『姉のいた夏、いない夏』の
ブライス・ダナー、
ライル・ラヴェット(『ショート・カッツ』)といった演技派俳優たちが一同に会し、雨のクリーヴランドで72時間のあいだに起こった出来事を描く映画です。