ルー・リードの傑作アルバム『ベルリン』(73年/写真)を完全再現したステージをドキュメントした、
ジュリアン・シュナーベル監督の映画『ルー・リード/ベルリン』。9月27日より、シネクイント(東京・渋谷)にてレイトショーされる同映画のオリジナル・サウンドトラックがリリース決定! これまでステージ上で演奏されることのなかった『ベルリン』が、33年の時を越えて、ついにステージへと甦った貴重な瞬間が楽しめます。
『ベルリン』は、ボズ・エズリンの演劇仕立てのプロデュースによって、ベルリンを舞台に悲しい恋物語が綴られるドラマティックな作品。一部の批評家からは賞賛を得ながらも商業的には失敗し、ルー・リード自身はこれまで、ステージ上でこのアルバムに収録された楽曲を演奏することはありませんでした。
そんな『ベルリン』ですが、ルー・リードは2006年の真冬に5日間にわたってニューヨークで『ベルリン』の全曲ライヴ・パフォーマンスを敢行。緑を基調としたステージに並んだ大所帯のバンドをバックに、『ベルリン』の世界を歌い上げています。
今回公開される映画『ルー・リード/ベルリン』は、そのステージの模様を収めたドキュメンタリー。監督のジュリアン・シュナーベルは、ルー・リードと長年の交流を持ち、また『ベルリン』を“我が人生のサウンドトラック”とも呼ぶ人物。映画『潜水服は蝶の夢を見る』がアカデミー賞の主要4部門ノミネートをはじめ、カンヌ国際映画祭、ゴールデン・グローブ賞共に最優秀監督賞にも輝いています。
『Berlin: Live at St. Ann's Warehouse』と題されたサントラには、『ベルリン』全曲の再演を含んだ全14曲を収録。発売は米国にて10月21日に予定されています。映画ともどもサントラにもご注目ください!