ジャーマン・スラッシュ・メタル最強のバンド、
SODOM(ソドム)。そのオリジナル・ドラマー、Chris“Witchhunter”Dudekが9月7日に亡くなっていたことが明らかになりました。Tom Angelripperら残されたメンバーは、Chrisの母親からの連絡を受けその事実を知ったとのこと。死因は今のところ不明です。
Chris Witchhunterは1982年のSODOM創設時からのバッテリー。ハードコア・パンク・ファンをも魅了する性急なビートで1992年のアルバム
『Tapping The Vein』時までSODOMのサウンドを支えました。プロデューサーにHarris Johnsを迎え整合性を増し、バンドの名を世界に知らしめた1989年の
『Agent Orange』以降も粗暴なブルータリティを保持できたのは、Chrisのドラミングあってこそでしょう。
昨年はSODOM結成25周年の節目にあたり、最新作
『The Final Sign Of Evil』でChrisは再びそのドラミングを披露。ファンを喜ばせた矢先の出来事でした。メタル史にその名を残す名ドラマーに敬意を表し、謹んでご冥福をお祈りいたします。
(写真はSODOMデビュー作
『In the Sign Of Evil』)