トレヴァー・ホーンらによって設立され、多くの人気作を世に送り出した“ZTT Records”。同レーベルの作品群をリイシューする“ZTTアーカイブス・復刻シリーズ”の第2弾は
アート・オブ・ノイズ! サンプリング・ミュージックの歴史を紐解くうえでは欠かせない彼らの作品群が豪華仕様で復刻されます。
アート・オブ・ノイズは、前衛音楽家が好んだ手法をポップ感覚で展開し、斬新なビートのサウンドで時代の先端をいくサウンド・メイカーとして話題を呼んだユニット。83年のデビュー当初はトレヴァー・ホーンの覆面ユニットとされ、メンバーのプロフィールがいっさい明かされない謎のプロジェクトでしたが、後に、アン・ダドリー、J.J.ジェクザリック、ゲーリー・ランガンによるユニットであることが判明しました。
今回リイシューされるのは、衝撃のデビュー作
『誰がアート・オブ・ノイズを…(Who's Afraid Of Art Of Noise)』(84年/XECZ-1011 税込2,300円/写真)、ZTT期のベスト盤的な作品
『ダフト』(84年/XECZ-1012 税込2,300円)、一旦解体した彼らが再びZTTで再生した新生アート・オブ・ノイズによる
『ドビュッシーの誘惑(The Seduction of Claude Debussy)』(99年/XECZ-1013〜4 税込2,580円)、ライヴ・パフォーマンス音源を元にスタジオ録音された演奏を加えて再構成した
『リコンストラクテッド(Reconstructed)』(2004年/XECZ-1015〜6 税込2,780円)、レア音源満載のCD4枚組ボックス・セット
『神よ、私の身体に何を…(And What Have You Done With My Body, God?)』(XECZ-9017〜20 税込6,800円)の5タイトルで、いずれも日本盤は10月29日に発売される予定です。
ボックス・セット以外の4タイトルはすべて紙ジャケット仕様で、『誰がアート・オブ・ノイズを…』と『ダフト』には日本盤のみのボーナス・トラックが追加。また『ドビュッシーの誘惑』はデラックス・エディションで、このアルバムからのアウト・テイクを集めた『Reduction』をセットにしたCD2枚組仕様となります(日本独自企画盤)。さらに、もともとはSA-CDハイブリット盤であった『リコンストラクテッド』は、今回日本盤のみDVD5.1サラウンド+CDの2枚組としてリリース。また、ボックス・セットの『神よ、私の身体に何を…(And What Have You Done With My Body, God?)』は、輸入盤国内仕様の本体(ブック型特殊パッケージ)に、アート・オブ・ノイズ・オリジナルTシャツやステッカーなどの日本限定グッズを加えた日本流通特別盤(完全生産限定)となります。
後の音楽シーンに大きな影響を与えたアート・オブ・ノイズ。その偉大なる功績を本企画で再体験してみてはいかがでしょうか?