ニュー・モードとアナクロ、キッチュとシリアス、その間をぴょんぴょんと跳ねまわった独自のアート感覚がロックの通人に受けた、
モノクローム・セット(Monochrome Set)。バンド全盛期の85年に発表された通算5作目のアルバム
『ロスト・ウィークエンド(Lost Weekend)』(写真)が、ボーナス・トラックを追加して復刻されます。
モノクローム・セットは、インド出身のビド(vo)と元
アダム&ジ・アンツのレスター・スクエア(g)を中心に結成。モダン・ポップ、ネオ・アコ、ニューウェイヴが入り交じったかのようなサウンドが特徴で、そのエキゾチズム溢れるマイナー・メロディーと洒落た編曲は多くのバンドに影響を与えています。
復刻される『ロスト・ウィークエンド』は、バンドがブランコ・イ・ネグロへと移籍して発表した作品で、キーボードのメンバーが加わったゴージャスな音作りが特徴。なお、バンドは本作発表後、一旦解散になります(90年に再結成)。
今回の復刻盤には、シングルB面曲などのボーナス・トラック5曲が追加収録。発売はCherry Redからで、英国盤が2月25日に、米国盤が3月3日にそれぞれ予定されています。近年は世界的に廃盤状態となっていただけに、ファンはこの機会にぜひお手元に!