2005年のアルバム『The Funeral Album』を最後に、惜しまれつつ解散したフィンランドのドラマティック・メタル・バンド、
SENTENCED(センテンスト)。そのギタリストにして初代ヴォーカリスト、Miika Tenkulaが2月19日、自宅にて死亡していたことが明らかに。享年34。死因は明らかにされていませんが、Miikaは生前、重度のアルコール依存症であったことが知られています。
SENTENCEDは1989年、フィンランドはオウルにて結成、デスメタル・バンドとしてスタート。徐々にオーセンティックなヘヴィメタル、ロックンロール、ゴシックといったテイストを吸収し、オリジナリティを獲得。同時代に登場した
AMORPHIS(アモルフィス)とともに、90年代のフィンランドを代表するバンドへと成長、後続に多大な影響を及ぼしました。イエテボリ(スウェーデン)を中心に広がった、いわゆる“メロディック・デスメタル”とは一味違う、愁いを帯びた楽曲で人気を博しましたが、2005年に解散。解散後、Ville Laihiala(vo)は
POISONBLACK(ポイズンブラック)で、Sami Lopakka(g)、Sami Kukkohovi(b)はKYPCKで活躍中。
90年代のメタル・シーンを彩った才能溢れるギタリストの死、残念でなりません。心よりお悔やみ申し上げます。