2002/03/01掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
すでに海外では数点ほど発売されている、コピー防止対策が施されたCD(コピーコントロールCD)が、ついに日本でもエイベックスから発売されることになった。
日本で初めてこの機能が取り入れられた作品となるのは、昨日お伝えした、3月20日発売のDo As Infinityのベスト・アルバム『Do The Best』(AVCD-17110\3,150(税込)・写真)を始め、3月13日発売のBoAのシングル「Every Heart -ミンナノキモチ-」(AVCD-30339\1,050(税込))と3月27日発売の倖田來未 のニュー・アルバム『affection』(RZCD-45050\3,059(税込))の3点。これらは、通常のCDプレーヤーやDVDプレーヤーでは再生可能なのだが、MP3再生対応CDプレーヤーや、CD-ROMドライブを利用したカーナビと一体型になったカーオーディオでは一部再生されない機種もある模様だ。
また、パソコンのCD-ROMドライブではオーディオ・トラックの再生ができないが、このCDには音楽再生専用のアプリケーション・ソフトも含まれているので、それによりエクストラ・トラックに収録されたオーディオを再生することは可能。ただし、このアプリケーション・ソフトはWindows用パソコンにのみ対応しているソフトなので、Mac用パソコンでの再生は不可能だそうだ。これにより、MP3などにエンコードしたり、CD-Rにコピーすることは出来なくなるが、カセットテープやMDへの録音は従来通り可能だそうだ。
この発売に関しての
プレス・リリースなどによると、このコピーコントロールの技術は“Cactus Data Shield方式”と呼ばれているものだそうで、開発したイスラエルのMidbar Tech社によると、すでにこの機能がついたCDは欧米では1,000万枚発売されている模様(ただし、具体的なタイトルは不明(何ゆえ?))。エイベックスも“現段階で施し得る技術の中では最良であると判断”しての採用なので、今後もますます増えていくかも知れませんね?