レフトフィールド 2002/03/05掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
イギリスの音楽誌〈
NME〉が伝えたところによると、UKのテクノ/ハウス・ユニット“
レフトフィールド”が12年間の活動に終止符を打った模様だ。
これは、昨日、彼らが発表した声明で明らかになったもので、それによると活動休止の理由は、メンバーの2人(
ポール・デイリー、
ニール・バーンズ)が、それぞれのソロ・プロジェクトに専念したいためだそうだ。
レフトフィールドは、ロック、ポップ、パンク、ハウス、テクノ、ダブ、ヒップホップ、ジャズ、ドラムンベースなどの様々な音楽的要素を適時切り貼りし、理想的かつ、革新的な融合を目指したサウンド(彼らに敬して、このサウンド・スタイルを“レフトフィールド”と呼ぶのが一般的)を創造したユニットであり、今まで、
『レフティズム』(94年作)、
『リズム&ステルス』(99年作)という2枚の大傑作アルバムを発表(ちなみに、海外ではリミックス曲が収録されたボーナスCD付盤が2000年に2作品とも発売されたが、日本ではそれは発売されずに、代わりにそのリミックス曲を集めた独自企画盤
『ザ・リミキシーズ』が発売された)。
セックス・ピストルズやP.I.L.で有名な
ジョン・ライドンとの共演曲
「オープン・アップ」や、ヒップホップのパイオニア“
アフリカ・バンバータ”との共演曲
「アフリカ・ショックス」など、“通なゲスト”を迎えた楽曲を始め、オリジナル曲はどれも捨て曲なきものであったので、今回の活動休止の報は淋しいかぎりだが、今後の2人の活動にも引き続き、ご注目を!!