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メロディ・ガルドー、待望の初来日! プレミア・ライヴをレポート

メロディ・ガルドー   2009/04/14掲載(Last Update:09/04/23 19:21)
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 ポップ・テイストのジャジィ&ナチュラルな歌声が幅広い世代から受け入れられているシンガー・ソングライター、メロディ・ガルドー(Melody Gardot)が初来日。4月13日、初の日本ライヴが東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催されました。

 メロディ・ガルドーは現在24歳。2008年にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『夜と朝の間(はざま)で』は、店頭で多くの人々が試聴し、タワーレコードの2008年No.1セル・ジャズ・アルバムとなりました。新人としては異例の売れ方で、国内盤が出る前からオリコンのジャズ・チャートで2ヵ月連続の1位を記録。海外でも“ポスト・ノラ・ジョーンズ”として紹介され、米ビルボード・ジャズ・チャートでは2位を記録しています。

 そんな注目を集める中、早くも2ndアルバム『マイ・オンリー・スリル』が4月8日にリリースされ、それを記念して今回の初来日&初日本ライヴが実現した次第。

“メロディ”という名は芸名ではなく本名で、母親に名づけられたもの。とはいえ彼女はもともと音楽を目指していたわけではありませんでした。19歳の時に交通事故に遭い、1年間寝たきりの生活を余儀なくされた中で、音楽セラピーとして曲を作り始めたのがシンガー・ソング・ライターになったきっかけ。今でも事故の後遺症は残っていますが、それでもメロディは、欧米でライヴ・ツアーを積極的に行なっています。

 心に響く“奇跡の歌声”をライヴで聴こうと、多くのファンとマスコミ関係者約800名が、この日のプレミア・ライヴに集まりました。

 スペシャル・ゲストとして女性誌などのモデルとして活躍する相沢紗世が駆けつけ、オープニングに登場。「すごく綺麗な人ですよね」と初めて会うメロディの印象を語った後、「頑張ってください」と応援の言葉を贈り、花束を渡しました。メロディは初めての日本での舞台で「皆さん来てくれてアリガトー!」と笑顔で挨拶。

 期待のプレミア・ライヴは、メロディのア・カペラで始まりました。片足でビートを踏み、手でクラップを打ちながらのシンプルながらパンチのきいた幕開けに、オーディエンスは瞬時に惹きこまれた様子。2曲目からは、ピアノやギターを弾きながら、バンド5名と共にアンコール含め代表曲「ベイビー・アイム・ア・フール」他全15曲を実に見事に歌い上げました。時にジャジィに、時にボサ・ノヴァ風に、ソフトな歌声を自在に操るメロディに一同が酔いしれた夜。覚えたばかりの日本語「アリガトー」「ヤバイ」の2語と投げキッスで観客の声援に応えるチャーミングな姿も印象的でした。

 ちなみにメロディは日本が大好き。来日中も大好物の大福餅やミソ・スープを食していたそうです。

 そう遠くない将来、再び彼女のライヴに触れることができることを期待したいと思います。


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