若くして巨匠への道を歩むピアニスト、
エフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)。EMIクラシックスからの3作目となる新譜
『プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番』(TOCE-90059 税込3,000円)が5月27日に日本盤リリースされます。
共演は
ウラディーミル・アシュケナージが指揮する
フィルハーモニア管弦楽団。2008年1月、ロイヤル・フェスティバル・ホールでのライヴ録音です。キーシンとアシュケナージというロシア出身の2人による、母国の作曲家プロコフィエフという、まさに最高の組み合わせでのライヴになりました。さらに、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番は、キーシンにとって初めてのレコーディングとなります。
キーシンは1971年生まれ。ロシアで協奏曲を弾いてデビューしたのは、わずか10歳のときでした。そして、12歳のときに録音したショパンの2つのピアノ協奏曲のアルバムがリリースされ、神童として国際的に注目を浴びます。十代のうちに協奏曲の主なレパートリーのレコーディングを次々に行ない、着実にキャリアを積み上げてきました。
2006年にはEMIクラシックスに『モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、シューマン:ピアノ協奏曲』を録音。続いて『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲』をコリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団と録音し、高い評価を受けています。
今回のプロフィエフ・アルバムの次には、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番と第27番を、キーシン自身の指揮によるクレメラータ・バルティカ室内管弦楽団との共演でレコーディングする計画があるとのこと。今後のさらなる飛躍が楽しみです。
※5月27日発売
エフゲニー・キーシン(p)ウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニアo
『プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番』(TOCE-90059 税込3,000円/HQCD仕様)
[収録曲]
●プロコフィエフ:
01. ピアノ協奏曲第2番
02. ピアノ協奏曲第3番
[演奏]
エフゲニー・キーシン(p)
ウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団
[録音]
2008年1月 ロイヤル・フェスティバル・ホール